今年はココ・シャネルのブームだそうです
私の会社が自主興行として初めて手がけたミュージカル作品です。
私自身、今まで音楽や映画への出資により、多くのエンタテインメント・ビジネスに接してきましたが、会社の戦略として演劇を一つの柱にすべく、昨年新しい組織を立ち上げたのです。
第一回が話題の「ココ・シャネル」です。
演じるのは鳳蘭さん。
上手い!のひと言です!!
この作品には
「大人だからこそ・・・・・・」とか
「人生っていうものは・・・・・・・」とか
「歳を重ねた私だから・・・・・・・」
という台詞がたくさんでてきます。
全て鳳蘭さん演じるココ・シャネルの台詞です。
若い人はムカツクでしょうね。
その他にも「なるほど!」と思う台詞がたくさんでてきます。
その中のひとつ。
「横柄というのは、人間の正直な心のあらわれ・・・・」
そうかも・・・・・・・と妙に納得。
こんな粋な台詞が散りばめられています。
若いやつらには分かるまい。
アラン・ジェイ・ライナー、流石「マイ・フェア・レディ」の作詞家です。
人生には楽しいことや辛く哀しいことなど起伏があるのは当たり前、時には山の頂上にいたかと思うと、次の瞬間には谷底に落とされてしまう。
人に裏切られたけれど、また、その人を信じ続けてしまい、結局後悔してしまったこと・・・・・・・・・・・
こんな経験をしたことがある人にとって、このミュージカルは何よりも心の奥底に響きます。
昔ガブリエルという名前だった孤児院で生活するシャネルが面会に来た父親との別離を回想して歌う「ガブリエル」~「ココ」のメドレーは素直に私の心を打ち、不覚にも涙が頬を伝いました。
最も印象に残ったシーンでした。
出演は、鳳蘭、湖月わたる、岡幸二郎(オカマのデザイナーを好演!)、大澄賢也、今陽子・・・・・・・・
7月20日まで、銀座のルテアトル銀座にて上演中!
まだ間に合う!
急げ!!