銀座には閑古鳥が、でも品川の居酒屋は連日満員です
ＪＲ品川駅港南口に居酒屋の密集地帯があります。
この一帯の居酒屋はとにかく安い！
一人３０００円もあれば、相当量飲むことができます。
まあまあの食い物で、とにかく安いのが「包丁や」 と「菜や」 です。
どちらも２００人以上は入るでしょうか・・・・・・・・いつ行っても満員です。
金曜日の７時頃に行き、５軒連続で断られたことがあります。
客は老若男女、様々です。でも、若い人が多いかな。
一方、銀座では客が少ないのか連日のメール攻勢に加えて、廃業する店も出てきました。好対照です。
今日、あらためて注意しながらオヤジの町・新橋を歩いてみると、あちこちに「低価格」をウリにした看板が目立ちました。
まず、多いのが料理とワンドリンクをセットにした時間限定の「晩酌セット」。これは寿司屋系統のお店に多いです。駅前の寿司屋で見た「夕暮れの晩酌セット」は握り８カンに手巻き１本＋中生ビールで９８０円！私も食べたことがありますが、これは安い！ただし、１７時～１９時の時間限定です。
続くやきとん１串８０円は時間制限なし。１０本頼んで、生ビール２杯で１５６０円です。
韓流館は土・日は料理半額と大きく書かれていますが、よくよく見ると「一部の料理」と但し書きがついていました。詐欺じゃあ！
銀座のママの誕生日やお店の周年記念になると大量に届けられた「胡蝶蘭」。大体３万円。安いものでも２万円を下ることはありませんでした。それがバブル期には飛ぶように売れたのですから・・・・・２００９年、少し小ぶりになったとはいえ１万円は安いです！
驚きは青山商事のスーツ。なんと２着目がたったの１０００円！この冬私は１着９８００円のカジュアルジャケット２着を１０８００円で購入しました。（ちゃんとしたジャケットでした！）
サラリーマンに嬉しい「ＨＡＰＰＹ ＨＯＵＲ」の看板。基本は１７時～１９時の時間帯のようです。
ユニクロがグループ傘下でさらなる低価格商品を専門に扱う「ジーユー」のジーンズの主力価格帯をこれまでより３割以上引き下げ、今春から９９０円で発売すると発表しました。これは売れそうです。
一方西友が全店で売り出すジーンズは１４７０円。イオンは最低価格３８０円の子供服を販売します。
少子高齢化に伴い衣料品の市場が縮小していることに加え、景気悪化で消費者が衣料品への出費を抑えているわけですから、大手スーパーなどは排水の陣で低価格戦略を推進していくでしょう。
しかし、ここにも明確な戦略が必要です。
低価格商品戦略と言っても、「そこそこ良い素材のモノをそれなりに安い価格で売る」戦略と「素材の質は少々落ちるものの思いっきり安い価格で売る」戦略とに二分されてきたような気がします。
前者がユニクロやＨ＆Ｍの戦略で、後者がジーユーの９９０円ジーンズやイオンの３８０円子供服戦略です。
では、西友は？
中途半端な安売り戦略では消費者の心をつかまえることはできません。
気になるのはこの分野でイトーヨーカ堂の戦略が見えてこないことです。
