日本レコード協会から2008年度の有料音楽配信の実績が発表されました。
まず、数量で4億7919万ダウンロード、前年比103%。
金額で905億4700万円、前年比120%。
このうち798億5400万円が携帯経由でのダウンロード、つまり「着うた」と「着うたフル」です。
日本の音楽配信は90%が携帯経由によるものということです。
金額が前年比で20%の伸びながら、ダウンロード数が3%の伸びに止まっているということは単価の高い「着うたフル」のシェアが高まったということになります。
前にも書きましたが携帯電話の普及台数が1億台を超え、飽和状態になったためダウンロードの総数が伸び悩んでいるということになります。
これにオーディーソフトの売上と音楽ビデオの売上を合計すると4523億2200万円、前年比97%というのが2008年度のレコード産業の実績ということになります。
なかなか厳しい実績ですね。
携帯を中心にした若者だけを追い求めていてはこれ以上売上を伸ばすことができないという現実に拍車がかかっています。