2008年度国内映画興行収入ベスト10 | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

今年も殆ど観ていません


邦画の圧勝!


東宝の圧勝!


東宝×テレビ局の圧勝!


ここ3年間、この傾向は変わりません!


だから洋画好き、アート系シネマ好きの私が観たい映画はどんどん減ってきてしまいました。


私は日本アカデミー賞の会員なので、殆どの映画を無料で観ることができるのに、です。


ちなみに私の今年のベスト3は以下のとおりです。


1位:ダークナイト(バットマン)

2位:その土曜日、7時58分

3位:シャイン・ア・ライト


では邦画バブルだった2008年のランキングを紹介します。


位 : 崖の上のポニョ(154億円

2位 : 花より男子ファイナル(77.5億円

3位 : インディジョーンズ~クリスタル・スカイの王国(57.1億円

4位 : 容疑者Xの献身(50億円

5位 : レッド・クリフ(48億円

6位 : ポケットモンスター(48億円

7位 : 相棒(44.3億円

8位 : アイ・アム・レジェンド(43.1億円

9位 : ザ・マジックアワー(39.2億円

10位 : 20世紀少年(39億円


配給会社別で見ると東宝が7作品と今年もぶっちぎりです。


その他ではパラマウントとワーナーと東映が1作品ずつ。松竹はゼロです。


邦画の大半がテレビ局とのタイアップ作品という傾向も昨年同様です。


1位の宮崎作品は2位にダブルスコアをつけての快勝ですが、これまでの宮崎作品と比べると、「もののけ姫」が193億円、「千と千尋の神隠し」が304億円、「ハウルの動く城」が196億円となっており、すばぬけた数字とはいえません。とはいえ100億円の興行収入をたたきだせる大作を世に出せる監督は彼以外になく、相変わらずの人気ぶりを今回も見せつけました。


何よりもショックだったのはバットマン作品史上最高の出来映えと言われ、アメリカでは一気に歴代興行収入のベスト5にランクインするほど大ヒットした「ダークナイト」が日本でこけたことです。


最近世の中で流行っている音楽や映画やお笑いと私自身が好むモノとの乖離が激しくなってきました。


5年前ならば、少なくともベスト10作品のうち半分以上は観ていましたが、今ではせいぜい1本か2本。昨年などはゼロでした。


それでも私が通う劇場は、恵比寿ガーデンシネマ、渋谷ル・シネマ、銀座・シネスイッチ、シャンテシネなどの単館系と言われる場所です。


こうなったら世の中のヒットに迎合することなく、自分の感性を信じたものに拘り続けようと思います。


来年2月14日に公開される宮藤官九郎監督作品「少年メリケンサック」 が面白いです。


パンクに目覚めたオヤジバンドとレコード会社の女性ディレクター(宮崎あおい)との奮闘ぶりを描いた作品です。


「この正月休みに、映画公開時にインパクトのあるタイアップ展開を考えて下さいね!」と担当営業から振られてしまいました。


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