M-1グランプリ。
若手お笑い芸人が目指す笑いの登竜門。最高峰と言われています。
番組開始から2時間近く。
常連の「笑い飯」を含む9組を見ました。
いま,NON STYLEが1位になって最終決戦進出が決まりました。
しかし、この90分間、私はテレビを見ながら一度も笑うことがなかったのです。
会場は爆笑の渦。
なぜ?
私には面白くないのでしょうか?
悩んでしまいます。
それでもナイツでは少し笑いましたが。
多分私の「笑いのツボ」に入る「笑い」と今の若い人たちの「笑いのツボ」に入る「笑い」の質が全く異なるからなのでしょう。
この程度の「お笑い」に笑い転げている人を見ると日本の将来が心配になります(笑)
話は変わりますが・・・・
先週の木曜日、ドラマ「風のガーデン」が終了しました。
最終視聴率は17.5%。
素晴らしいドラマでした!
毎週この番組を楽しみにしながらも、「生」について「死」について真剣に考え、家族と話す機会が増えたように思います。
もちろん、このドラマを最後に亡くなった緒形拳さんのひと言、ひと言が胸を打つし、その台詞を書いた倉本聡さんの脚本が素晴らしかったことにヒットの要因があったと思いますが、このドラマに花を添えていたのが「音楽」ではないでしょうか。
平原絢香さんが歌う「ノクターン」も「カンパニュラの恋」も印象的でしたが、途中から使われた「乙女の祈り」の素晴らしさ。
ピアノとチェロの合奏で親子の絆を連想させたあと、このメロディーが幾度となくアレンジを変えて流れてくると度に最初のシーンを思い出させ、胸が熱くなってしまいました。
これだけの名曲ですが作曲者は意外と知られていません。
テクラ・バダジェフスカというポーランドの女性作曲家兼ピアニストの手によるものです。
「篤姫」」が終わり「風のガーデン」が終わって、大人が見るドラマがなくなってしまいました。
フジテレビではこの後、1月から山田太一さん脚本によるドラマが始まりますので期待したいと思います。
余談ですが、「風のガーデン」を演出していた宮本里江子さんは山田太一さんの娘さんです。