モーション・ブルーに初めて行きました
かつて、専門学校で広告基礎講座を担当したときの生徒だったA君が、卒業後就職したのが笹路正徳氏が代表をつとめるハート・ミュージックという会社で、そこに所属するジャズ・シンガーにnoonという女性がいます。
A君はnoonのマネージャーをしています。
そのA君から横浜の赤レンガ倉庫にあるモーション・ブルーというライブレストランでnoonのライブがあるとのお誘いがあり、行ってきました。
まず初めて行ったモーション・ブルーについて・・・・・・・
JR桜木町駅前から「赤いくつ」というみなとみらい地区の観光スポットを巡るバスに乗車。15分ぐらいで赤レンガ倉庫に着きます。
日が落ちた大桟橋を背景に見る赤レンガ倉庫はムード満点。周囲は若いカップルばかりです。
赤レンガ倉庫2号館の3階にあるのがモーション・ブルーです。
大人が食事をしながら、ジャズを聴くライブレストランです。100人ぐらいがゆったり座るスペースがあり、料理も結構美味しいです。
周囲の風景を含め、完全なデートコースではないでしょうか・・・・・・・・・・・
さて、肝腎のnoonです。
大阪府生まれ。年齢は公表されていませんが、20代後半でしょうか、ルーツは韓国だそうですが、美人系のジャズ・シンガーです。特に高音のキュートな声に魅力があります。中学生のときにTV-CMから流れていたハリー・コニック Jrの歌に魅せられジャズに興味を持つようになる。2003年10月、アルバム「better than anything」でビクターエンタテインメントからデビュー。新作「HOMECOMING」が発売されたばかりです。
初めて聴いたnoonですが、最初は少し緊張気味で声が上ずっていましたが、構成が映画音楽特集ということで観客にも馴染みがある選曲なのに加えて、ピアノがとてもいいサポートをしていたので、徐々に調子が上がっていきました。
個人的にはアップテンポのスイングより、しっとり聴かせるバラード系の曲のほうが声質に合っていると思いました。
アンコールで歌った「アルフィー」が秀逸でしたから、バート・バカラックの曲は彼女に合うのでしょう。
「アルフィー」は好きな映画のひとつです。
2004年にジュード・ロウ主演でリメイクされましたが、私にとっては1966年に公開されたルイス・ギルバート監督、マイケル・ケイン(あのバットマンの執事役です)が女たらしのプレイボーイを演じた「アルフィー」です。
映画のサントラはジャズ界の巨匠ソニー・トリンズでしたが、主題歌はバート・バカラックでした。
余談ですが、以前レコード会社の洋楽ディレクター時代にディオンヌ・ワーウィックを担当したことがあります。
当時のディオンヌは「サンホせへの道」や「小さな願い」などのヒット曲を立て続けに出しており、その大半がバート・バカラックによるものでした。
ところがバートは読めたのですが、BACHARACHが読めず、バチャラッチとライナーノーツに書いてしまったことがあり、大恥をかいたことがあります(笑)
短期間ではありましたが、私の拙い授業を受け音楽業界に就職したA君からの誘い・・・・・・・・・・・
赤レンガ倉庫にあるモーション・ブルーというお洒落なスポットでの美味しい食事とお酒・・・・・・・・・・・
noonという素晴らしいジャズ・シンガーの心地よい歌・・・・・・・・・・・
こんな至福のひとときを一人で過ごしたのが残念でしたが・・・・・・・・・
余談ですが、心地よさに誘われて赤レンガ倉庫から桜木町駅まで歩きましたが、蒸した夜のせいか、大汗をかきけっこうしんどかったです。