『吉里吉里人』とPB紙芝居 | ブログ版PB通信

『吉里吉里人』とPB紙芝居

連休などを利用して、井上ひさしさんの小説『吉里吉里人』を(遅ればせながら)読んでいます。

井上ひさしさんについては、お芝居を何本か見てすごい人だなあと思っていましたが、そんなに詳しいわけではなく、その本は本屋で見て「すごく厚い本だ」と思ったことがある程度でした。
しかし、先日訃報を伝えるニュースで、その内容が「日本のある地域がある日突然独立宣言をする」という話であると聞き、ピースビルダーズの紙芝居も同様に、日本国内の一地域の独立から紛争になるという話なので、ぜひ読んでみたいと思ったわけです。

まだ全部読み終えていませんが、膨大な量の知識と笑いを盛り込む技量に舌を巻きつつ、これからどうなるんだろう!?と子供のようにワクワクしながら読んでいます(内容はちょっと艶っぽい話もあって、成人向けですが)。
1970年代の本ですが、「地方の時代」といわれる現在のことを考えさせられたり、国を作るということについてとても勉強になったり、本当にすごいですね。

ちなみに、実はPB紙芝居で重要な役割を果たす「地熱発電」が偶然にも(偶然ですよ。パクってないですよicon10)「吉里吉里国」のエネルギー源だったりするのですが、「もうこのアイデアは使われていた!」などと、こんなすごい作品を前に悔しがるわけもなく、むしろ共通点があることにちょっと悦に入っています

続きを読むのが楽しみです。
それにしても惜しい方を亡くしたと今更ながら思いますが、たくさん残された作品をこれからもっと観たり読んだりしたいと思います。

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(倉庫番@広島 “手づくり”平和活動倉庫

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