東日本大震災被災地支援(3.25) | ブログ版PB通信

東日本大震災被災地支援(3.25)

ピースビルダーズでは、被災地への支援を進めています。

3月25日、男性スタッフ3名で、福島県いわき市および茨城県北茨城市において、物資の支援を行いました。

福島県は原発の影響で、一部の物流が滞っています。
いわき市中心部は原発から約50km離れていますが、北部のごく一部が30km以内の避難地域に指定されていました。
そのため、残るほとんどの地域では人々が普通の暮らしをしているにもかかわらず、物流が滞っていました。
まさに、「風評被害」です。

とはいえ、実際は、現地に行くと、商業的な物流は滞っているものの、集積地には主だった援助物資はとりあえず届いている感じでした。
ところが、人手と燃料不足で、集配ができません。
集積地まで配給物資をとりに来れる人はいいのですが、そうでない方々もおられ、そのような方々には、教会の方が支援しています。

今回は、いわき市へ、下着など足りていない物資をお届けするとともに、
その教会の方のご指導で、援助が行きとどいていない北茨城市のお宅を一軒一軒まわって、物資のお届けを手伝ってきました。

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  ↑きつい坂道を上って物資を運ぶPBスタッフ。


このような世帯のほとんどがお年寄り。
山の急斜面に家があったため、津波の直接被害からは逃れましたが、電気や水がきていません。
ほとんどが、「人さまに頼らず、自分の力で」という気骨のある漁師さんたちです。
このような方々の気質も、今回の「外部」から支援が難しい要因の一つです。

まず、現地の方々の心の垣根を外して、地域の自治体の人々と協働できるよう、ピースビルダーズ現場スタッフは、頑張っていますicon21


さて。
いわき市の風評被害は、先週末の段階でかなり改善されてきましたので、
今後、ピースビルダーズはさらに北部の沿海部をめざします。
現在、スタッフ2名が、多くのNGOが拠点をおいている仙台で、会議や情報収集に努めており、
さらに、明日、もう一人のスタッフを追加して、安全には万全を期しながら、移動していきます。

随時、お知らせしていきますので、続報を、お待ちください。


尚、ピースビルダーズスタッフは、現地では放射線測定器を携行し、スタッフの安全には留意しています。


◆募金受付口座
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