東日本大震災被災者支援(ボランティア報告) | ブログ版PB通信

東日本大震災被災者支援(ボランティア報告)

南相馬に派遣したボランティアさんです。


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↑個別訪問をして、必要物資の配給やニーズの聞き取りなど行っています。


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託児所でお手伝いしている組もあります。
 ↑ボランティアさんたちのほうが楽しそう!?


南相馬では、「南相馬ボランティアセンター」さんのご指示で、業務を配分されます。
このボランティアさんたちは、この日の朝のミーティングで、いきなり、託児所に配置されました。

地域の人は、復興のために日々、尽力されています。
その間、安心して子供を預けられることも、貴重なんですね。


ここで少し、援助業界の用語を説明します。
災害等の援助では、大きく分けて、「緊急援助」「復興援助」「開発援助」の3つの段階があります。
現在の東北では、概ね、「緊急」「復興」が同時進行している状況です。

「緊急」の段階では、日々、状況が変化します
3日前の情報は、ほとんどアテにならないと言っても、決して過言ではありません。
だから、常にさまざまな情報に敏感でなければなりません。
そして、最新の情報に従って早急に対応しなければ、援助の意味はありません。

特に、南相馬のように、「緊急」と「復興」が入り混じっており、
しかも、「原発」という不確定要素が大きい地域は、より、状況の変化が大きくなります。


例えば、今回、ボランティアさんを派遣した経緯を例に説明します。

 -3月25日 ピースビルダーズブログにて福島県いわき市支援を表明。
 -3月27日 同ブログのコメント欄に「南相馬市では風評被害により物流が止まって餓死する人も出そうです」というコメントが入る。モノが必要
 -3月29日 ピースビルダーズより現地に電話確認。→この時点では既に物流が戻り、その仕分けと配送の人手が不足していた。「モノ」より「人」が必要
 -3月31日 ボランティア募集。現地と意見交換し「配送要員」として募集。
 -4月5日 ボランティア3名出発。
 -4月7日 自宅退避世帯の状況が把握でき、配送要員を減らす方向に転換。
 -4月8日 配送ボランティアから託児所配置

という流れです。
刻々と状況が変化しているのがおわかりになるでしょう。
それに従い、当然、ニーズも変化します

ボランティアさんは、状況の変化に臨機応変に対応できる資質の持ち主でなければなりません。
例えば、1週間滞在すると、最初と最後では、状況が大きく変化していることに誰もが気づくはずです。
もし、「こう聞いて行ったのに、話が違う!」と苦言を呈する方がいたら、それは、大きな筋違いです。

ピースビルダーズボランティアさんは、とても柔軟に状況の変化に対応し、地元の人からも信頼される関係を構築してくれています



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