東日本大震災被災者支援(ヨガワークス)

(有)ヨガワークスさんからご提供いただいたヨガマットを、南相馬市内の避難所4箇所に配布しました。



↑いろとりどりのかわいいヨガマットです。





南相馬市の避難所は小学校の体育館や中学校の教室が生活スペースとしてあてがわれており、
いずれも固い床の上にじかに布団を敷いて生活する避難者の方々が多く、腰痛や関節等の悪化が懸念されていました。
特に高齢者の方々は、一日の大半を自分のスペースに座って過ごされるため、そのスペースで快適に過ごせるかどうかは、大事な問題となります。

そこで、床の上に敷くことができ、クッション性がある「ヨガマット」171枚を?ヨガワークス様からご提供頂き、
南相馬市立総合病院のスタッフの方々と協力して、特に腰や関節の痛みを訴えている避難者の方を中心に配付しました。
実際にヨガマットを配付していると、やはり床の固さを気にされていたようで、喜んで受け取って頂きました。
お渡ししたそばから、マットを敷き始める方もたくさんおられました。
配付後実際に生活してみて、腰の痛みが和らいだといった声も頂きました。


これは、今回の被災地の方、全般にいえることのようですが、
｢何か必要ですか？｣
とお伺いすると、みなさん、
｢大丈夫です｣とおっしゃいます。
物資をさしあげても、｢もっと困ってる人に｣と辞退される方もおられます。

謙虚で、忍耐強く、｢自分のことは自分で｣と考えられ、あまり、外部の人には甘えられない、
そんな土地柄もあるのでしょう。

ですから、私たちが、いくら、避難所でニーズアセスメントをしても、必要な情報が得られないこともしばしばです。
今回のニーズも、日々避難者の方の診療を行っている南相馬市立総合病院のスタッフの方からいただきました。
腰や関節の症状悪化の傾向がみられることを心配し、ピースビルダーズに相談してこらました。

専門的な知識を持った方々や地域の方々との協力によって、こうした隠れたニーズを発見することも、大切です。

他の地域の避難所が少しずつ閉所している中で、
南相馬市の避難所は逆に入所される方が増えてきており、引き続きこれらの避難所での生活改善が必要とされています。
これからも、ピースビルダーズは地域の方々と協力しながら、必要な支援をしていきたいと思います。





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