“今年の流行”とのうまい付き合い方とは? ファッションロジック®︎パーソナルスタイリスト的視点 | ファッションをわかりやすく説明するスタイリスト土居コウタロウ ブログ大阪梅田東京新宿

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今日で東京ラスト。スタイリング三昧でした!(明日も大阪でスタイリング三昧ですけどね(笑))
おはようございますダメ出ししないファッションロジック®︎パーソナルスタイリストの土居コウタロウです。

今日は流行についての大事な話し。



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毎年 服屋さんには新しい服が出て、
「この服が今年の旬です!」とか、
「これがおしゃれです!」と言われる訳ですが、

あなたは これらの情報に どのように反応していますか?


〈 翻弄 〉されますか?
〈 追いかけて 〉ますか?
〈 乗りこなして 〉いますか?
〈 無視 〉していますか?


今年の トレンドや 流行は、
付き合い方、捉え方に 注意しないと
あっという間に 飲み込まれてしまう 可能性があります。


飲み込まれるとは、
「自分の判断基準が 間違っている」 と感じてしまったり、
「自分で決めるものに 自信がない」と思うことです。

これに似たもので
「自分ではなく、周りに決めてもらおう」
という 思考回路も含まれます。


他には
流行遅れになることを 極度に恐れている人が います。
流行遅れの服を着ていると、周りにバカに されるんじゃないか?と批評を 恐れるのです。



このように 流行に 飲み込まれてしまわないようにするにはどうすれば いいのでしょうか?

今日と 明日で 2回に分けて お話ししていきたいと思います。


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流行には 大きく分けて 二つの種類が あることを知っておいてください。

1つ目の流行は
今年は みんなこの服を着ているのに、来年は 誰も着ていない!というような 
「サイクルの 短いトレンド」

これは【 今年の旬の アイテムは! 】 というような表現で
雑誌や テレビで 紹介されています。


2つ目は
10年~20年サイクルで変わる「サイクルの 長いトレンド」です。

例えば、15年前は
フルレングス(10部丈)のブーツカットのパンツが
→ 今は 9部丈、8部丈 、7部丈というように 丈が 短くなっている。

股上の深いパンツが 主流だったのが、
→ 股上の浅いパンツが 主流に。

肩パットが 入っていたのが、
→ 無いものばかりになる。


このような 大きな流れは、ゆっくりのペースで変化します。
これも トレンド(流行)と言ってもいいでしょう。


あなたのトレンド、流行の認識はどちらですか?
これは ごっちゃに考えるのではなく、別々で考えることをお勧めします。


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今日は先に、流行に自分が飲み込まれてしまうという怖さ について
書きます。


昔は 「 ○○ が 流行っている 」 となると、日本中の 誰もが
その服を着る 傾向が ありました。

今は どうなっているでしょうか?

ファッション業界では「 消費者の 好みや ニーズが 多様化され、一つのものが
ビックトレンドになることが なくなっている 」
 と言われていて、
トレンドの流れが できにくい傾向にあります。

逆に この状態が 私たちには よくない風を 起こしています。
各情報発信者が、別々の情報を 出すようになってきてしまったのです。

そして 口ぐちに 私の情報が良いです。私を信じてください。と言う訳です

何が おしゃれか わからない、自分に 何を取り入れたら
いいのか わからない人には、この状態は 非常にきついです。

何を信じたらいいのか わからなくなってしまうからです。

あの雑誌では 「右」が 良しとされていて、
このテレビでは 「右」は ダメで「左」だ! というわけです。

これを聞くと
『どっちなんだろう?』 と思うのは 当たり前ですよね。


もっともらしく言われる情報を 順番に聞いて 基準をゆだねてしまうと、
最終的に 自分の決断力を奪われてしまい、最後には 自分の人生を
他人のものと されてしまう訳です。


自分の核を 取り戻すことが 重要です。

流行に翻弄されるのではなく、自分の核を 取り戻す。

そうすると 目の前に複雑な流行の情報が来ても
「自分の軸を基準に選ぶ」ことが できるのです。


長くなりました。

次回の日記は、
ゆっくりサイクルと 短いサイクルの 流行との 付き合い方について
お伝えしていきます!

素敵なこどもの日をお過ごしくださいね。
土居コウタロウでした!