決して隙を突かれぬように。

お目通し下さり光栄です、京の拝み屋 

京都の脳科学コーチ 西陣の拝み屋です。

本日12/7は、オンラインにてご依頼承ります。

ご希望の方はこちらから



12月も2週目が終わり、土の時代最後の

曲がり角冬至に向かい、緩やかなカーブを

描く時間が始まりました。

風の時代の気配と土の時代の終焉、そこには

あの明治維新の匂いを感じたりします。

明治維新が起きたのは150年前、血で血を洗う

幕末を経て、京都は血の海、火の海を乗り越え

さらには明治政府の決定により暗黒の10年を

押しつけられた歴史があります。

首都を東都にされたことにより、1000年を越す

都は「地方」というラベルを押しつけられたのです。


わたしは長く東都側で暮らしてきました。

「幕末」は、テレビや映画の中のこと、

なぜなら幕末に関する記録より戦国時代に

関する記録の方が街に溢れる湘南の育ちだから。

上洛して思ったことは、あの時代湘南は

完全に蚊帳の外だったんじゃないか、と。

東海道五十三次の地ですから、幕末といえば

大名行列とかのイメージになるわけで、

まあ明治維新の印象は薄いわけです。

湘南で生まれ育ったわたしは、京都に来て

そこで暮らして、気づいたことがたくさん

あります。


わたしたちが育つ中で観てきた光は、

実は誰かの思惑や時代の流れである意味

奪い取ったものだった。

いま、コロナ禍で同じことが起きています。

経済不安が言われますが、コロナ需要で

拡大しているものもある。

つまり、キャッシュ・フローの移動、

流れる池や川が変わっただけ。

それは150年前に西の都を東都に移した

ときと、なんら変わらないと思えるのです。


都を奪われた京都が、光を目指しもがいた

時間は約10年だといいます。

物事は繰り返し、反復し、成長を促す。

このループ論は、西陣の拝み屋のある種

専売特許ですが。

それがうまく機能する環境、しない環境が

あるわけで。

それは、自分の製品仕様を正確に理解して

いないと、エネルギーの浪費として跳ね返って

くるんですよね。

何ヶ月か前の予防学で「貴方が一番嫌なこと」を

観る実習をしました。

わたしの場合、否定されることが一番嫌なこと

なのですが。

あー、こういう出方するんや、と、思う出来事が

最近ありまして。

いろんな意味で、鑑定の受付をしない方向に

進んでいこうと、強く決意させました。

今後鑑定していくのは、生徒さんと、そこに

縁がある方々だけでいいのかもしれないな、と。


風の時代は、怖い時代だという記事を書いている

方をお見かけしました。

風の時代についても、これから諸説出てくると

思います。

わたしはむしろ、風の時代を土の時代の感覚の

まま、生きようとする人が怖いです。

穏やかに生きることを、風の時代は選ぶと決めた。

そんな自分に、土の時代の人はまるで刃物を

喉元に突き立てに来る感覚に近いから。


刀を帯刀するものが心得ていなければ

ならないこと。

それを学ぶために居合を始めたんだな、と

3年目を迎えるにあたり気付きました。

まる2年刀を振り続けて、自分なりに

見つけてきたこと。

その先に袴をつけて稽古をしたい、という

思いがありました。

木刀ではなく、居合刀を帯刀したくなった

からです。

それにはまず、帯刀するための所作と心を

改めて身につけたいと思った。

同じように、依頼現場にもなるべく帯の

着物で最近は出るようにしています。

身なりが与える力がある、所作が生み出す

力がある。






闇の中の光を探す力。

それが、風の時代のキーワードな気がする。

風が吹けば、桶屋が儲かる。

この諺の解釈さえ、歪ませる現代。

因果の法則を示すこの諺の解釈が、風の時代の

住み分け論なんだと思っています。



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