半年待ったのだ、もうよいであろう。
そんな言葉が聴こえてきそうな夏の日でした。
おはようございます、京の都は不在中、
平成小野篁 会いに行ける霊媒師 惠御子です。

惠御子といえば、故人の通訳ですが。
現在霊媒相談として受けているこれに
ガイドラインを適用することに致しました。
ガイドラインは、こちらです。


なぜ、いまガイドラインを作ったか。
きっかけは、ある依頼でした。
ちょっとした知り合いの方のご依頼で、
いわゆるアンナチュラル(不自然死)の
通訳でしたが。

担当させて頂き、とてもいいご縁だったし
とても理解を示してくださる有り難いご依頼人で。
でも、そのあと伝わってきた仕事人としての
色々なメッセージを見て、思ったんです。
ああ、ちゃんとしなきゃ、と。
ルール整備を、ちゃんとして、もっと人に
わかりやすくしなくては、と。

17で法医学と出会い、故人の声について
こだわりを持ちながら生きてきました。
つい10年前に『ヴォイス』がOAされて
故人の声について、プロとして再考する
チャンスを与えて貰いました。





そして、今年一月。
ヴォイスと同じ、石原さとみさん主演で
公開されたこちら。




『亡くなった人だけでなく、遺された人の
   未来のために法医学はある』
この言葉のもたらした破壊力をいまでも覚えています。
恐れと歓びがないまぜになった、へんな感覚に
泣くことしかできなかった。
泣きながら泣きながら三ヶ月のクールを見て、
同じタイミングでアンナチュラルが増えてきた。
その間、さまざまな依頼人に会いました。
鑑定料を値切った人、数人で押しかけようとした人、
事実を湾曲させて伝えた人、犯罪の片棒を
担がせようとした人。
この仕事を受けることで、わたし自身が危ない目に
遭うんだな、と、痛感するには十分過ぎる
時間だった。
いっそ、辞めてしまおうかとさえ思いました。
事件性の高いものもある、遺産相続や犯罪の
匂いがするものもある。
わたしは一霊媒師で警察となんの関係もない。

誰も、わたしを守ってはくれない。
その恐怖と対峙し、人間の闇を見つめる
半年間でした。


でもね。
この半年の間、本当にわたしを頼り、言葉を聴いて
次に進んだ人もいます。
その一方で、先祖や神様を都合よく理解し、使い、
わたしにドヤされた人たちもいます。
提携店で、あまりに頭にきてテーブルを叩いて
怒鳴り散らし、周りにご迷惑をかけたことも
あります。
もう辞めた店とはいえ、あれは人生の汚点。
でも、言わなきゃならないことは言わなきゃ
ならないのがわたしらですから。

そう、言わなきゃならないんです。
その先に、何があるとしても伝える、
それが、わたしの役目だから。

理解されなくてもいいけど。
必要な人には、ちゃんと届けたいから
きちんとすることにしました。
必要なあなたに届けば、嬉しいです。

黄泉の際まで行く、ってね。
決して容易くないんですよ、皆さん。
幾ら平成小野篁を名乗っていても
容易くはないのです。


来週都に戻ります。
都のご依頼、承り中。