映画「僕の彼女を知らないとスパイ」
- ビデオメーカー僕の彼女を知らないとスパイ
うん、面白かったです! ラブコメ楽しめました。お勧めです! 特に映画「猟奇的な彼女」にはまった人には当たり映画です。監督はパク・ハンジュン。
北の工作員として韓国に潜入し、ファーストフードでバイトしている女スパイのキム・ジョンファ(リム・ゲスン役とパク・ヒョジン役の2役)と予備校に通う浪人生、コン・ユ(チェ・ゴボン役。チェ・ゴボンの発音は当て字にすると最高峰と同じ音)との可笑しくもあったかい気持ちになれるラブ・ストーリー。
未だ休戦状態にあり、現実には厳しい南北関係を、こうも突き抜けてラブ・コメディにした監督の手腕を評価したいです。でも人によっては不謹慎な映画と思うかもしれません。
全編にギャクと若さとキュートとハチャメチャさと、そして現実を散りばめ、特にコン・ユとキム・ジョンファの甘酸っぱく清々しく悩める恋心に思わず応援したくなります(笑)。
果たして、軍隊に入隊してしまったコン・ユに天使は舞い降りるのか?
ミュージカル「ジキル&ハイド」
韓流ミュージカル「ジキル&ハイド」。すごくよかったです。これは、かなりお勧めです!
ロバート・スティーブンソン原作の「ジキル&ハイド」。人間の心の善悪をモチーフにアメリカのブロードウエイ、日本でもミュージカル公演され、ご存知の方も多いと思います。その韓国版が、東京(公演中)・大阪で公演されます。
映画「マラソン」のチョ・スンウと、韓国ミュージカル界きっての若きカリスマ、リュ・ジョンハンのWキャスティングで、私はチョ・スンウの公演を見ました。
チョ・スンウが専門的に声楽を勉強したとは聞いたことはなかったのですが、想像以上に、声・演技とも素晴らしく、またエマ役のイ・ヘギョン、そしてルシー役のキム・ソニョン(イ・ヨンミとのWキャストティング)の歌声も聞き応え十分です。
公演終了後、満員の観客席すべてがスタンディングオベーション状態で、拍手が鳴り止みませんでした。せっかくなので、一方のリュ・ジョンハンの公演も是非、見てみたいものです。
既にチケット入手は困難かも知れませんが、ツテのある方は、是非、ご覧になることをお勧めします! 韓国内での公演もチケット入手が難しかったと聞きます。お見逃しなく☆
【日程】
■東京:2006年3月13日〔月〕~19日(日) 全12回公演
■大阪:2006年3月22日(水)~24日(金) 全5回公演
【会場】
■東京:ゆうぽうと簡易保険ホール (JR・都営浅草線 五反田駅下車)
■大阪:NHK大阪ホール (地下鉄谷町線・中央線 谷町四丁目下車)
●字幕スーパーあり。
☆詳しくは、↓公式ホームページへ
映画「四月の雪」
- ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 四月の雪 プレミアムBOX
「八月のクリスマス」 「春の日は過ぎゆく」のホ・ジノ監督作品。
私は、ホ・ジノ監督作品は結構好きなので、楽しみな映画でしたが、ようやく見ました(笑)。ペ・ヨンジュン主演の映画であり、あまりにヨン様のイメージが強すぎて、少しさめた時期に見ようと思ったのもありました。
ヨン様の不倫相手は「ラブストーリー」「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジン。
ホ・ジノ監督らしい、言葉少ない水彩画のような作品でした。叙情的な冬の景色もうまく生かされていたと思います。欲を言えば不倫がテーマとなっていたので、もっと毒が欲しかったです(笑)。
ホ・ジノ監督は、ほとんど俳優に演技などの注文をつけないそうなので、その分、俳優自身が自らの持ち味を発揮しなければなりません。ある種、俳優にとっては、リトマス紙的な監督であるといえます。
映画のラストシーンがとても印象的でした。
雪の中、車を走らせる車中の2人……。
ソン・イェジン「私たちどこにいくの?」
ペ・ヨンジュン 「どこにいこうか?」
この2人の会話が、ペ・ヨンジュンの妻とソン・イェジンの夫の不倫姿と重なって見えたのは、私だけだったでしょうか?
それとも、季節はずれの四月の雪が、求め合う2人を必然と結びつけたのか……。ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン四月の雪 (通常版)
- ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 「四月の雪」 「ドキュメンタリー四月の雪」 ツインパック
- ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 「四月の雪」 「四月の雪スーパーライブコンサート」 ツインパック
- ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 四月の雪スーパーライブコンサート ペ・ヨンジュン -Scene in the film-
- ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- ドキュメンタリー四月の雪 ペ・ヨンジュンに魅せられて
- ザ・ストックホルム・ピアノ・アンサンブル
- 四月の雪~韓国シネマ・ドラマ・ピアノ名曲集 Stages of Love
- 韓国映画サントラ四月の雪 OST (CD+DVD) (韓国盤)
- サントラ, チョ・ソンウ, ウ・ソンミン四月の雪 オリジナル・サウンドトラック
- オムニバス四月の雪・悲しき恋歌・甘い人生[韓流シネマ・TV]ピアノ&ストリングス
- オルゴール四月の雪・悲しき恋歌・甘い人生[韓流シネマ・TV]オルゴール
- パク・ヨンハ, リュ・シウォン
- 四月の雪・悲しき恋歌 [韓流シネマ・TV] 決定版! 韓流ベストヒット・カラオケ
- ホ・ジノ, キム・ヒョンギョンノベライズ 四月の雪
- ホ・ジノシナリオ 四月の雪 韓国語完全対訳
- 四月の雪
- April Snow Visual Story Book 四月の雪
- ホ ジノ, 土田 真樹四月の雪メモリー
- 韓流隊
- ステキな韓国!愛がいっぱい!―「チャングム」「四月の雪」…人気ドラマでわかる
映画「コックリさん」
- ハピネット・ピクチャーズ
- コックリさん スペシャル・エディション
- コリアン・ホラー映画です。 監督は「友引忌(ともびき)」 「ボイス」のアン・ビョンギ。 今回の「コックリさん」でゴースト・ストーリーの3部作完結篇となるそうですが、怖いというより、可哀想なストーリーです。
舞台は、山間の女子高。同級生からイジメにあっているユジン(イ・セウン)と2人の友達は、3人で夜中、校内に伝わる「呪われた29番の机」の上で、コックリさんを始め、イジメっこたちに呪いをかけた。
すると呪いをかけられたクラスメートたちが次々と変死していくことに。事件が大きくなるにつれ、呪いをかけた本人、ユジンたちは怯えだす。
しかし、この恐怖の始まりは、実は30年前にこの山間の閉鎖的な村で起こったある惨劇を原因としていた。
30年前、村に移り住んできた母と娘は、異質であるがために因習にまみれた村の人々に火をかけられ……。
自分たちと違う者を認めないという人間の闇が、最も恐怖であることを知らされる。
イ ジョンホ, 清水 由希子コックリさん
布袋寅泰(ほてい ともやす)
- 東芝EMI TONIGHT I’M YOURS
- 東芝EMI 布袋寅泰ライブ in 武道館
- 布袋寅泰 秘密
1982年、氷室京介などとBOØWYというバンドでデビューし、ギタリストとして活躍した布袋寅泰。バンド解散後は、他アーティストへの楽曲提供やソロ活動を行っている彼が、『秘密』(幻冬舎)という本を出版しました。
在日の間では知っている人もいると思いますが、布袋寅泰は本の中で、父親が韓国人だったことも打ち明けているそうです。最近、芸能人のカム・アウトが増えてきています。
自分の出自を隠さなければいけない方が変ですよね。
●以下↓、スポーツニッポン2月10日6時4分更新記事
人気ギタリストの布袋寅泰(44)が10日に「秘密」(幻冬舎)と題したエッセーを出版する。デビュー25周年を機に自らの半生をありのままにつづったもので、BOOWY解散秘話など、ついぞ知られなかった真実がベールを脱ぐ。苦悩と喜び、エネルギーに満ちあふれた生きざまは大きな話題を呼びそうだ。
孤高のギタリストというイメージが強い布袋が、包み隠さず半生をつづった。02年5月。妻である今井美樹(42)の父が亡くなったところから書き起こしている。3日ほど不眠だった過労も響いて葬儀の後に転倒し頭がい骨を骨折。マスコミを騒がせた一件のてん末が明らかになるが、大好きだった義父の死と、この入院生活が今回の執筆の動機づけとなった。
群馬県高崎市の裕福な家庭に生を受けた布袋は、父親が韓国人だったことも打ち明けている。1年の4分の3は海外に出かけて帰ってこない父を「貿易商」と信じて疑わなかった少年時代。しかし、父には韓国にもう1つの家庭があった…。離婚を決意した母親から知らされたのは中学2年生の春休み。衝撃と戸惑いがリアルに書かれている。
エッセーは第1から最終まで6楽章の構成。あえて「楽章」としたところに布袋のこだわりが感じられる。音楽の魔力にとりつかれた青春時代、そして氷室京介との運命的な出会いからBOOWYの結成と解散まで、時間の流れにそってつぶさにつづられていく。とりわけ、解散の真相は音楽ファンならずとも関心を呼ぶところだ。
前妻・山下久美子(47)との蜜月と別離にも筆は及ぶ。ささいなことで始まる口ゲンカ。彼女の背後にあった壁を殴り右手を負傷。これが原因でツアー延期というオチがついた経緯など、初めて明かされる真実がぎっしりと詰まっている。
創造と破壊を繰り返しながら、懸命に夢を追いかけている男の生きざまはドラマチック。今井と結ばれ、そして父親になった布袋が「人間として生まれたからには、すべてを知る権利があるんだ」の信念で書いた衝撃エッセー。人間性が浮き彫りになる。
- BOOWY, 松井恒松, 布袋寅泰, 氷室京介, 高橋まこと
- THIS BOφWY
ナムジュン・パイク
ビデオアートの表現手法を確立したことで国際的に知られる韓国系米国人の現代美術家ナムジュン・パイク(本名・白南準、73歳)が先月(1月29日)、米フロリダ州マイアミの自宅で死去したそうです。
謹んでご冥福を祈念します。
ナムジュン・パイクは、1932年、日本の植民地統治下のソウル生まれ。東京大学で美術などを学び、また1956年、当時の西ドイツに渡って前衛芸術運動に参加。ビデオ機器と映像を立体造形に取り入れたビデオアートの創始者として世界的な評価を受け、ニューヨークなどを拠点に活躍しました。
奥さんはビデオアーティストの久保田成子。
1988年、ソウル・オリンピック開催に合わせて、テレビ受信機を尖塔のように積み上げた代表作『多いほどよい』を制作していますが、私は、この作品でナムジュン・パイクを初めて知りました。テレビ・モニターを積み上げた作品に、これが芸術か? と驚きと斬新さを感じたのを記憶しています。
1998年には第14回「京都賞」(科学や技術、文化において著しい貢献をした人々に与えられる国際賞。対象は原則として個人。賞金は5000万円)を受賞しています。
2005年に韓国・京畿道に白南準美術館が開設されたそうなので、機会があれば是非、訪ねてみたいですね。
Nam June PaikNam June Paik: Flexus/Video
- ナム・ジュン パイク, 伊東 順二あさってライト―ICARUS PHOENIX
ところで、1月31日のアメーバブログ総合ランキングは、865位でした。
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音楽「イム・ヒョンジュ」
- イム・ヒョンジュサリー・ガーデン
皆さん、2005年大みそかのNHK紅白歌合戦でユーミン(松任谷由実)が、ユニット「松任谷由実 With Friends Of Love The Earth」で「Smile again」という曲を中国・上海からの衛星生中継で歌っていたのを記憶しているでしょうか? 日本語、韓国語、中国語の字幕が出る中、歌いつないでいた曲です。
そのユニットの一人にイム・ヒョンジュ(19)がいました。
同ユニットは、ユーミンとディック・リー(シンガポール)、amin(中国)、イム・ヒョンジュ(韓国)、二胡奏者、シェイ・クー(中国)の5人組。
昨年の愛知万博「愛・地球博」のテーマ曲に「Smile again」が使用されています。
来月15日には、CD化されることが決定。CD化の問い合わせが殺到したようです。いい歌ですよね♪
ところで、ユーミンが絶賛したというイム・ヒョンジュの歌声。彼は現在、イタリアのフイレンツェ「サンフェリーチェ」音楽院1学年在学中ということですが、2003年には、ニュ-ヨ―クのカ―ネギ―ホ-ルでデビュー独唱会(男性声楽家中最年少デビュー記録)を行っています。
韓国では、2003年のデビュ―アルバム「Salley Garden」が、クラシックアルバム販売チャ-トで連続27週1位になるなど、大ブレイクした人気者です。
クラシックとポップスを織り交ぜ、当時、弱冠17歳で韓国音楽界を震撼させた“美声”をあなたも聞いてみませんか? お勧めです!
☆試聴はこちら↓Sony Music Online Japanまで http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/LimHyungJoo/
☆公式サイトは↓まで。
- オムニバス, 曹雪晶, 小松亮太, イム・ヒョンジュ, 葉加瀬太郎, 羽毛田丈史
- イマージュ4(キャトル)
- サントラ, イム・ヒョンジュ南極日誌
- 松任谷由実, 松任谷正隆, イム・ヒョンジュ, AMIN, ディック・リー
- 虹の下のどしゃ降りで
ドラマ「輪舞曲(ロンド)」
TBSテレビ放送50周年特別企画として作られた日韓共同制作連続ドラマ「輪舞曲(ロンド)」(毎週日曜よる9時)の第2回放送が今日あります。
竹野内豊(映画「冷静と情熱のあいだ」韓国上映で高評価)、チェ・ジウのダブル主演ということで、放送前からかなり話題となっていましたが、初回放送(1月15日)は20%の視聴率(ビデオリサーチ関東地区調べ)で好スタートをきりました。
共演者に、日韓観光広報大使を務めた木村佳乃、シン・ヒョンジュン(韓国ドラマ「天国の階段」)、イ・ジョンヒョン(2005年3月29日ブログ紹介)や今人気の速水もこみちなどが出ています。速水もこみちは、日本で芸能界デビューする前、韓国でモデルとして活躍していましたね。
ドラマとしては、異例の十数億円が投じられるという「輪舞曲(ロンド)」。まるで映画なみの制作費です。でも、この制作費もアジア各国からのオファーにより、ほとんど回収されていると聞きます。ちゃんとビジネスとして成り立っているからすごいです。
出演者・制作スタッフの意気込みがひしひしと感じられたドラマ。アクションシーンも映画のような見応えがあり、カメラワーク・映像もこっていました(こりすぎという意見も)。
是非、薄っぺらでない、重厚で透明感のあるヒューマン・恋愛ドラマにしてほしいです。
より詳しくは、↓下記へ
http://www.tbs.co.jp/rondo2006/
映画「マルチュク青春通り」
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- マルチュク青春通り クォン・サンウ スペシャルBOX
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメントマルチュク青春通り
- クォン・サンウ主演の青春映画。暴力が吹き荒れる男子高校を舞台に、行き場のない青春のエネルギーと甘酸っぱい初恋の香りを見事に描く。監督はユ・ハ(詩人でもあるそうです)。
- 映画は、クォン・サンウたちの学園生活から当時の軍事政権下の韓国をイメージするように作られている。
- ときは軍事政権下(1970年代)の韓国。ブルース・リーに憧れる普通の学生、クォン・サンウ(ヒョンス役)は、親の都合でソウルの新興住宅地である江南(カンナム)に引っ越してきた。そして「マルチュク通り」というストリートにある男子校に転入したのはいいが、そこはガラの悪い学生たちが集まっていた。
- ちなみに現在の江南(カンナム)は、ソウルの高級住宅街です(当時はただの野原だったでしょうが)。
ひょんなことから、学校の番長的なイ・ジョンジン(ウシク役)とウマが合い友達となるが、学生同士にも序列(弱いものが強いものに従う)があり、教師も軍隊式体罰を普通としている。そんな学校に嫌気をしていたクォン・サンウは、酒やタバコ、ケンカにナンパと無為な日々を費やすようになる。
だが、高校生活でクォン・サンウが、心ときめかす人があった。通学時、バスの中で見かける女子高校生のハン・ガイン(ウンジュ役)だ。
(ハン・ガイン、清楚でとてもかわいいです! 日本人受けする女優でしょうね)。
しかし友達のイ・ジョンジェがハン・ガインにアッタクし、付き合っていると聞いたクォン・サンウは、自分の思いを閉じ込めてしまう。
クォン・サンウができたことは、雨の日、ハン・ガインに傘を差し出したこと。彼女がよく聞いているラジオ番組に、彼女の好きな曲をリクエストしたこと。そして一緒にデートもしたが、繊細になっていたクォン・サンウの切ない恋心は、結局ハン・ガインの気持ちをつかむことができなかった。
ある日、イ・ジョンジンが学校で敵対していた風紀委員のジョンフンに敗れ、学校を去るという事態が起こる。 クォン・サンウはヌンチャクを隠し持って学校に行き、風紀委員ジョンフンに挑むが……。
映画の最後で、印象的なシーンが二つ。
一つはテコンドの師範をしている暴力的なクォン・サンウの父親が、事件を起こしたクォン・サンウに暴力を使わなかったこと。これは韓国社会の新しい時代の到来(軍事政権から民主政権へ)を暗示していたように感じた。
そして、もう一つは久しぶりにバスの中で出会ったハン・ガインとクォン・サンウのシーン。2人の熱を失った会話は、すでに恋愛を過去のものにしていた。
タイミングを逸したほろ苦い思いは、青春の思い出の1ページへと……
ソニー・ピクチャーズエンタテインメントマルチュク青春通り(UMD Video)
- サントラ, モーリス・アルバート, ソ・クモク, チン・チュンハ
- マルチュク青春通り オリジナル・サウンドトラック
- 石田 享, ユ ハマルチュク青春通り
映画「アナーキスト」
- ジェネオン エンタテインメントアナーキスト
- 舞台は1924年の租界地・上海。チャン・ドンゴン(セルゲイ役)含め、5人のアナーキスト (無政府主義者)たちの愛と希望、そして裏切り・絶望を描いたアクション・ムービー。監督はユ・ヨンシク。2000年製作。 上海ロケ敢行の韓中合作映画。
- 上海で抗日テロ活動を行う義烈団は、日本軍によって公開処刑直前だったキム・イングォン(サング役)を助け出し、アナーキストのメンバーに加える。5人となった義烈団は、上海で日本人要人にテロ活動を続けていた。
- しかし、過激なテロ活動を行う義烈団アナーキストたちと、社会主義に傾いていく上部組織との亀裂が次第に大きくなり、組織はアナーキストたちへの支援を打ち切ってしまう。
手詰まり状態となった義烈団は、最後のテロ活動の成功を賭け、祖国への帰還を夢見る。果たしてアナーキストたちの運命は……。「アナーキーの語源・意味は、船長のいない船乗りたちだ」のセリフが耳に残る。
上海の大韓民国臨時政府や金九(キム・グ)の登場など、韓国近代史の断片を知ることができる作品。当時の租界地・上海の雰囲気もよく出ていたと思う。
現在、上海の大韓民国臨時政府旧址は、韓国人が立ち寄る観光地となっている。