今回の特集レビューはいかがでしたでしょうか。
「華氏451(1966)」
「2001年宇宙の旅(1968)」
「惑星ソラリス(1972)」
「未知との遭遇(1977)」
「ブレードランナー(1982)」
と製作年度の古い順に観てみたのですが、
1970年代後半から1980年代前半にかけて、
「SFの世界」は大きな転換期を迎えていたことがわかりました。
それまでの「SFの世界」は宇宙を舞台にしても
精神的な世界
を描いていたのに対し、
1970年代後半からは
物質的な世界
も描かかれるようになっています。
また、ストーリーも深層心理をテーマにした内容から
宇宙人との接触、侵略、戦争であったり、
機械や人造人間らの反乱など、
アクション&エンターテインメント性を重視した造りになっています。
「スター・ウォーズ(1977)」
「未知との遭遇(1977)」
「スター・トレック(1979)」
「エイリアン(1979)」
「ブレードランナー(1982)」
これらの作品が近年のSF映画の礎となっているのでしょうね。
結果、SF映画の時代の流れに逆らい、
独自の世界観と映像美を追求したスタンリー・キューブリック監督の
「2001年宇宙の旅(1968)」の凄さを
改めて実感した特集レビューになりました。
月面のモノリス発掘現場のセットにて撮影するスタンリー・キューブリック監督(中央)
今度は80年代以降のSF映画も観てみたいですね。
おススメのSF映画があったら教えて頂けるとうれしいです(^-^)