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考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描いたアクション・アドベンチャー。
なんと19年ぶりの製作されたインディ・シリーズの第4弾は、インディも18年の年齢を重ねた設定で始まります。
もう、観る前からハリソン・フォードはまだアクションできるのか?という心配が頭をよぎっていたのですが、そんな心配は杞憂に終わりました。
オープニングでの登場シーンに「よっ!待ってましたっ!」と誰もが思ったことでしょうね。
帽子と影の演出がニクイですねぇ。
1957年、ネバダ州。軍の兵器実験基地をロシアの秘密組織KGBが襲撃します。その組織の捕虜となっていたインディと相棒のマック。ロシアの女性士官イリーナ・スパルコ大佐はインディに「クリスタル・スカル」の保管場所を聞き出そうとしていました。
頭の尖ったクリスタルの頭蓋骨。明らかに人間のそれとは異なる神秘な頭蓋骨には伝説がありました。
その頭蓋骨を「アケトー(=エルドラド)」の神殿へ祀ると力を得ることができるというものでした。
はたして、クリスタル・スカルは誰の手に。そして、伝説の真実は・・・。
まず、印象に残ったのが、時代設定でした。当時のファッション、スタイルをアピールしているシーンが多かったですね。これは、制作総指揮であるジョージ・ルーカス監督の「アメリカン・グラフティ」を彷彿とさせます。
インディの前に現れる少年マットのクシでリーゼントを決める姿も昔ならではでしたね。
インディとマットの関係にはちょっと驚きでしたが、これは続編への伏線になるのでしょうか。マットを演じたスティーヴン・スピルバーグ監督の秘蔵っ子シャイア・ラブーフ。恵まれてますねぇ。
今回の悪役イリーナを演じたのはケイト・ブランシェット。ロシア人に見えてしまうから不思議です。彼女は何でも演じられるというか化けることができますよね。
さらに、インディの前に懐かしい女性が。マリオン役のカレン・アレン。シマッタ・・・。「レイダース」を再見しておくべきだったと後悔してしまいました(T_T)
彼らのキャラクターの個性がそれぞれ際立っていて、リズム感ある言葉の掛け合いにインディ・シリーズらしさは何も変わってなかったことが微笑ましくもありました。
さらに、アクションシーンが豊富に描かれていたこともうれしかったですね。密林でのインディ・チームとイレーナの激しい攻防は見応えタップリです。これがないと「インディ」ではないですよね。シャイア・ラブーフがお猿さんに見えてしまいましたけど・・・(^_^;
ただし、ここからがなぁ・・・。
インディにUFOですか・・・。さらに宇宙人ではなく異次元人ときましたか・・・。
何だかインディのイメージと違うような・・・(^_^;
ここだけ他の展開を魅せてくれたら抜群に面白くなっていたのになぁ・・・惜しい。
それにしても、ハリソン・フォードはすごいですね。60歳を過ぎてもあそこま動けるとは。彼のインディが見れただけで満足しましょう(^_^;
ちなみに、インディ・シリーズの中では「魔宮の伝説」がマイ・ベストです(^-^)
Title:
INDIANA JONES AND THE KINGDOM Of THE CRYSTAL SKULL
Country:
USA (2008)
Cast:
(Indiana Jones)HARRISON FORD
(Col. Dr. Irina Spalko)CATE BLANCHETT
(Marion Ravenwood)KAREN ALLEN
(Mutt Williams)SHIA LABEOUF
('Mac' George Michale)RAY WINSTONE
(Professor Harold 'Ox' Oxley)JOHN HURT
(Dean Charles Stanforth)JIM BROADBENT
Director:
STEVEN SPIELBERG
