日曜日も出勤の私。
朝だというのにあまりの暑さ。
会社の近くの自販機で缶コーヒーを購入することにした。
その自販機はなぜか京都弁を話す。
120円を入れると、
「おいでやす。」
はじめは違和感を覚えていたが、
今はもう慣れてしまい、
いつもの缶コーヒーのボタンを押す。
ガタッガタッと取り出し口に缶コーヒーが現れ、
私はしゃがんで缶コーヒー取り出す。
ん。何かおかしい・・・。
いつもと違う音が聞こえる・・・。
ピッピッと延々と鳴り続ける自販機。
故障か?私は何もしていないぞ!と焦りながら
自販機をよく見ていると・・・。
なんと、自販機のくじに当たっていたのだ!
内心、喜びたい気持ちを抑えつつ、
平静を装い、もう一回ボタンを押す。
両手に同じ缶コーヒー。
違うボタンを押せばよかった。
いつも最後の詰めが甘いと後悔しながら、
「おおきに。また、おこしやす。」
と、京都弁を背中で聞き会社へと向かう。
今日も暑い一日が始まる・・・。