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さて、今年初めの月イチ特集レビューですが、
「デヴィッド・リンチ監督」です。
「シュルレアリスム」、「シュールリアリズム」
デヴィッド・リンチ監督の代名詞とも呼べるキーワードですよね。
そもそも「シュルレアリスム」とは、
絵画や写真で使われている芸術の形態や主張を指すそうです。
画家を志していたデヴィッド・リンチ監督ならではの表現だと思います。
1980年に製作した「エレファント・マン」で
世界的に注目され始めますが、
映画監督のメジャーデビューとしては、
1976年に製作した「イレイザーヘッド」になります。
20歳ぐらいの頃に観ましたが、何が何だか・・・理解不能な作品でした・・・(T_T)
監督作品に多数出演しているカイル・マクラクランは、
初めて監督と会う前に、この「イレイザーヘッド」を観たそうです。
そして、
「監督は何を求めているのか。」
と、会う前から不安になったと語っています。
でも会うと実際の監督は気さくな人だったそうですね。
そして、カイル・マクラクランは、
「デューン/砂の惑星」の主演として大抜擢されます。
でも、作品自体は駄作の烙印が押されてしまいました。
監督自身もこの作品は駄作であると認めているそうです。
10代の頃、テレビで一度観たことがあるのですが、
そんなに駄作と言われるほどの作品だったかなぁと思うのですが・・・。
未読ですが、原作がよほど素晴らしいものなのでしょうね。
それでも、この作品でカイル・マクラクランと出会ったことが
デヴィッド・リンチ監督の収穫だったのではないでしょうか。
1986年。再びカイル・マクラクランを主演にして
「ブルーベルベット」を製作。大絶賛されます。
1990年。TVドラマ「ツイン・ピークス」で日本でも絶大な人気を獲得。
私も「ツイン・ピークス」から観始めました。
あの表現し難い何とも言えない世界観にハマってしまいました。
その後も、
「ワイルド・アット・ハート」
「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」
「ロスト・ハイウェイ 」
「ストレイト・ストーリー」
「マルホランド・ドライブ」
と話題作を発表。そして昨年、最新作「インランド・エンパイア」が公開されました。
でも、結局観られずじまい・・・残念。DVDレンタルを待ちます。
ということで、1976年のデビューから30年も経っているのに、
製作本数わずか10本(であっていますよね?)という貴重な作品たち。
デヴィッド・リンチ・ワールドを堪能したいと思います・・・お楽しみに(^_^)v
P.S.デヴィッド・リンチ監督を今回特集した理由がわかる人・・・あなたはリンチ・マニアです。