今回の特集レビューはいかがでしたでしょうか。
フランソワ・オゾン監督については、現代フランス映画の雰囲気を継承しつつ、
コメディ、サスペンス、ミステリー、ラブストーリー、ヒューマンドラマと
あらゆるジャンルにチャレンジしている監督という印象を持ちました。
「女性の心理」を繊細に描いていることは初めに挙げましたが、
もう1つの特徴として、「海」のシーンが多いことに気付きました。
「まぼろし 」、「ふたりの5つのわかれ路 」、「ぼくを葬る 」では、
「海」でのシーンをラストシーンにしています。
監督は生命の源である「海」を「女性」に例えているのでしょうか。
でも、その反面、監督は「死の3部作」として、「まぼろし」、「ぼくを葬る」を発表しています。
う~ん。どう捉えたらいいものか・・・海から生命が宿り、死して海に帰るってことかなぁ・・・。
これ以上考えると頭が痛くなりそうなので、この辺でやめておきます・・・^_^;
今回、未見に終わってしまいましたが初期の作品に「焼け石に水」という作品もあります。
レンタル店に置いてなかったんですよねぇ・・・残念!
最新作「エンジェル」は今年の12月公開予定です。
でも、男1人で監督の作品を観に行くのは、
ちょっと恥ずかしいかなぁ・・・女性客ばかりいそうで・・・。
DVDのリリースまで待つとしますか・・・^_^;