特集レビュー 「フランソワ・オゾン監督」 | ひでの徒然『映画』日記

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特集レビュー 「フランソワ・オゾン」


前回の特集レビュー「ヨーロッパ作品 」に続いての第2弾です。


今回の特集レビューは「フランソワ・オゾン監督」。


前回の特集レビューは、「ヨーロッパ作品」であったのにもかかわらず、あえてフランソワ・オゾン監督の作品をレビューしていませんでした。数作、監督の作品を観ていたのがその理由で、どうせなら別枠として特集を組もうと企画し、やっと公開する運びになりました。


フランソワ・オゾン監督は1967年、パリで生まれたそうです。「パリ生まれ」ってだけでカッコ良く感じるのは気のせいでしょうか・・・。フランス映画界の新鋭監督としてその名を轟かせています。


画像は最新作「エンジェル」にて。左が監督。右の女性は主演女優ロモーラ・ガライ。この作品は伝記ものみたいですね。ちなみに日本では12月に公開予定だそうです。


この画像の監督を見て「カッコいい~!付き合いた~い!」と思われた女性の方・・・残念でした。監督は同性愛者としてカミングアウトしているそうで・・・あしからず。


監督の初期作品の多くは短編が多く「短編王」とまで呼ばれていたそうですが、90年代後半から長編作品の製作を開始。さまざまなジャンルに意欲的に取り組みながらも一貫して「女性の心理」を繊細に描いています。


その「女性の心理」を描く際に欠かせないポイントとして、女優のキャスティングがあるのではないでしょうか。お気に入りの女優であれば何度でも起用しているところに、監督のその女優に対する信頼と思いの深さが表れているのだと思います。特に、シャーロット・ランプリングは「三谷幸喜作品には戸田恵子」並に常連さんです。また、リュディヴィーヌ・サニエも多くの作品に出演しています。監督の作品で注目された女優ですね。


ちなみに、監督はほとんどの作品の脚本にも参加しています。ストーリーの展開にも注目です。


さて、今回レビューする作品は、私が鑑賞した順で公開してみようかと思います。


それでは、お楽しみに(^_^)v