過去ログ:2006年5月22日(月)
監督:シドニー・ルメット
キャスト:リチャード・ギア、ジュリー・クリスティ、ジーン・ハックマン
ピート・セントジョンは、凄腕の選挙コンサルタント。彼と契約した候補者が当選する確率は85%!ピートは金のためならどんなこともする。今回の依頼はニューメキシコ州知事選、ワシントン州知事選、そしてオハイオ州知事選の掛け持ちだ。ニューメキシコ州ではのろまなファーマン候補者に悪戦苦闘。ワシントン州では現女性知事ながら離婚したアンドレア候補者のイメージダウンに頭を悩ます。そしてオハイオ州では、ケイド候補者の側近であるはずのビリングスが暗躍する。はたして、ピートは候補者たちを当選させることができるのか?
Comment:
金に強欲のピートは、選挙戦をまるでゲームのように楽しむ。しかし、オハイオ州の上院議員で親友でもあるサムが知事選を辞退することで、選挙に潜む権力抗争、そして本当にあるべき選挙の姿を考えるようになる。マスメディアが世論を動かすのではなく、政治家が世論を動かすべきなのだ!
One More:
世にもめずらしい選挙の映画です。
社会派ドラマなので、少々難しいかもと思いつつ観始めましたが、政治的な話はほとんどありません。
それよりも、「マスメディアに踊らされるな!」というメッセージが強く残ったような感じがします。
アメリカの選挙って本当にイメージ合戦なんだなぁ。
ジーン・ハックマンの「有権者は政策よりも候補者の人柄で一票を入れる」というセリフが印象的です。
シドニー・ルメット監督の作品、結構好きかも。私のツボに入ります。
1986年の作品なので、ピート役のリチャード・ギアもまだまだ若いです。シワは無いし、肌のツヤもいい。
ビリングス役には、まだ無名?のデンゼル・ワシントンが演じています。彼が悪役を演じるのもめずらしいですね。
追記:
製作:1986年、アメリカ
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