監督:ポール・マクギガン
キャスト:
ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス
ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレー、スタンリー・トゥッチ
製作:2006年、アメリカ
失業、シロアリの発生でアパートの取り壊し、恋人の浮気と不運続きのスレヴンは友人ニックが住むニューヨークへ。しかし空港に着いた矢先、今度は強盗に遭い、鼻を折られてしまう。しかし、スレヴンの不運はこれだけではなかった。
ニックの家へ着くとニックは留守。しかし、ドアは開いていた。シャワーを浴び折れた鼻を気にしているとドアをノックする音が・・・。しかし、それは向かい部屋の住人リンジーだった。2人はニックの行方を心配するも、リンジーは退室。そのすぐ後、またノックが。スレヴンはまたリンジーかと思ったが、今度はなんとギャングだった。
ニックは「ボス」と呼ばれる大物のギャングから多額の借金をしていたのだ。乱入した「ボス」の手下はスレヴンをニックと間違えて「ボス」の元へ連れ去るのだった・・・。
一方、ニックは逃げるために空港のロビーにいた。そこへ、車椅子の男が話しかける。男の話に耳を傾けるニック。その男が「グッドキャット」と呼ばれる暗殺者とは知らずに・・・。
借金を返す代わりに「ボス」に敵対するもう1人の大物「ラビ」との争いに巻き込まれていくスレヴン。
そして、謎の暗殺者「グッドキャット」の暗躍・・・。
しかし、すべてはある男の計画通りに進行していた。はたして、スレヴンの運命は・・・。
Comment:
大物俳優が多数出演しているクライムサスペンス。
その中で、ジョシュ・ハートネットが主人公スレヴンを好演しています。
ブルース・ウィルス、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレーがジョシュ・ハートネットを後押ししている感じですね。
また、脚本も秀逸。
ギャングに襲われ、最大のピンチなのに、臆することなく惚けたスレヴンの言動・・・。
サスペンスだと思っていたのに、この作品はコメディタッチなのかと違和感を感じていたのですが・・・納得です。お見事。
唯一、気になったのは、ニックがなぜ殺されなければならなかったのかということ。
変わり身が必要なのはわかりますが、ニックは20年前の事件と何か関わりがあったのでしょうか・・・。
関係無いのであれば、一番の不運はスレヴンではなく、今回の件に巻き込まれたニックですね。
でもまぁ、「グッドキャット」に目を付けられていなくても「ボス」に殺されてしまう運命だったのでしょうけどね。
「グッドキャット」役にはブルース・ウィルス。最近は刑事か暗殺者のイメージしかないですね。もうコメディ作品には出演しないのでしょうか。
「ボス」役にはモーガン・フリーマン。どちらかというと正義側の役が多い気がします・・・ギャングのボス役ってめずらしいですね。
「ラビ」役にはベン・キングズレー。あのスキンヘッドが悪役がピッタリです。
ハリウッド俳優の世代交代のきざしが見えた作品でした。
それにしても、主人公が何十分もバスタオル1枚で演じている作品もめずらしい・・・。
![]()
![]()
![]()
![]()
