ジョージ・ルーカスの言葉 | ひでの徒然『映画』日記

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映画レビューを徒然なるままに書き綴ります。


グラデュエーション デイ


「グラデュエーション デイ」
この本は、大学の卒業記念講演で著名人が卒業生に贈ったスピーチ集です。


説明する必要もないほど、あまりに有名な監督さんです。


「スターウォーズ」六部作は、恥ずかしながらすべて観ていないんですよねぇ。

エピソード2と3が未見です。その内、観たいとは思っているのですが・・・。


ジョージ・ルーカスは南カリフォルニア大学映画学部の卒業生で、同じ学部にスティーブン・スピルバーグも在籍していました。南カリフォルニア大学は、この2人に美術の名誉博士号を授与。1994年5月、授与と同時に卒業生へのスピーチをしています。


ジョージ・ルーカスのスピーチは、いかにも彼らしいスピーチだなぁと感じました。



1994年5月6日、南カリフォルニア大学の卒業記念講演にて。


「私は自分がどうしてここまでやってこられたのか知っています。私は友人たちから実に多くの助けを得たおかげで、ここまでやってこられたのです。私は映画を学んでいた学生時代、たいへん運に恵まれました。映画学部には、ユニークで、どちらかというとおかしな連中が大勢いたのですが、みんながお互いに助けあっていたのです。・・・しかも、それは卒業後も続きました。私たちは仕事があればお互いに推薦しあいました。自分たちの企画があれば助けあいました。お互いの台本のために尽くしました。お互いの成功の助けになることなら何でもしました。その直接的な結果として、私たちの多くが成功をおさめたのです。スティーブンと私は、この20年ほど、そういう哲学を共有してきました。私は心から信じています。彼の成功は私の成功であり、私の成功は彼の成功である、と。」 ※以上、「グラデュエーション デイ」より一部抜粋。



ジョージ・ルーカスは「共生することの大切さ」を卒業生達に説いています。


スターウォーズでもルークはオビ・ワン・ケノービやハン・ソロ、R2-D2、C-3PO、レイア姫らの力を借りて悪に立ち向かいます。ルーク一人ではおそらくダークサイドに飲み込まれたことでしょう。

ハン・ソロやレイア姫も同じようにルークと共に闘ったからこそ帝国軍を倒せたのでしょう。


ジョージ・ルーカスは「共生」について「2つの異なった生物がともに生きていくこと・・・特にその関係がお互いの利益になる場合をいいます。」とも言っています。


最近、日本ではいじめの問題が深刻になっていますが、それはお互いの不利益になること。

「スターウォーズ」を学校の教材にして「共生することの大切さ」を学ばせてみてはどうでしょう?