過去ログ:2006年5月15日(月)
監督:リュック・ベッソン
キャスト:リー・ラスムッセン、ジャメル・ドゥブーズ
パリで一旗挙げようとアメリカからやってきたアンドレ。意気込んだはいいが、パリで出会う男たちにあっけなく騙され、借金を背負うことに。返済期日まであと48時間・・・。何をやっても駄目。自分自身にも嫌になり、アンドレはセーヌ川に身投げしようと橋をよじ登る。神に祈り、飛び降りようとしたとき、隣に同じように身投げしようとしている美女がいた・・・。
Comment:
背も低く、醜い男アンドレ。でも、一番そう思っていたのはアンドレ自身。自分に自信を持つこと。そして自分を愛すること。自分を愛せない人は他人も愛せない。自分を愛せるようになるには自分自身に嘘を付かないこと。心に響く言葉をアンジェラは教えてくれる。
One More:
全編モノクロのこの映画。パリの町並みやアンジェラの美しさをより神秘的に魅せています。
アンジェラ役のリー・ラスムッセンとアンドレ役のジャメル・ドゥブーズの頭一つ分の身長差のバランスに笑えます。
ジャメル・ドゥブーズは適役ですね。30代以上の独身男性が観ると共感するかも。私も少し自信が持てるように・・・なったかな?
心を具現化すると、どのような人が現われるのかなぁ。
アンジェラのような美人だと良いのですが ^_^;
追記:
製作:2005年、フランス
リュック・ベッソンの9番目の監督作品。ちなみに「レオン」は6番目。
リュック・ベッソンは監督よりプロデュースした作品の方が多いですよね。
この作品は映画館へ観に行きました。平日のお昼、そして都会でもない町にある映画館なのでホールはガラガラ。客席のど真ん中を陣取っても、前はおろか左右にも人がいなかったので、まるで独り占め状態。優雅な気分で映画を観ていた記憶があります。
ジャメル・ドゥブーズはフランスのコメディアンで、幼少の頃、右腕を失ってしまったそうです。だから、右腕はいつもポケットに入れているということなのですが、映画を観ていたときはまったく気付かず、後でこのことを知って驚きました。
・・・私がただ鈍感なだけ?
この作品は過去ログにも書いたように、冴えない男への応援メッセージ的な作品なので、女性はあまり共感できないかも・・・。
あと、ラストの天使の羽はちょっと作り物っぽくて興醒めしてしまった感が・・・。その辺がハリウッド映画と違う点なのかなぁ。
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