三日間かけて、よしもとばななさんの「TSUGUMI」を読みました。


とても、心地よい内容であり、寂しさを感じる内容でした。


良かったー。


TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)/吉本 ばなな

¥480
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舞台は、伊豆の旅館街


季節は、夏。


生まれつき体が弱く、性格が悪い「つぐみ」と


その従姉妹の「まりあ」が過ごした一夏の青春物語です。


この小説には、恋愛あり、友情あり、家族愛があります。


まりあが、つぐみに振り回されながらも彼女に惹かれていくシーンは、心がジーンときます。


性格が、真っ直ぐで不器用な人ほど、


純粋で魅力的な人なのかもしれないって思いました。

つまり、性格が悪い「つぐみ」に私も惹かれたわけです。


海の描写が度々出てくると、新潟の実家を思い出したりして…。


(^ω^)


そして、体が弱い「つぐみ」の命が、常に死と向かい合わせという背景が、


一層、この小説に深みを与えてます。


この小説は、1990年に書かれたものだそうです。


映画にもなり、海外でも評価されてるようです。


小説の季節がちょうど今と重なっているので、おすすめです。


おはようございます。


先日の台風が過ぎてから、すっかり秋の香りが町に立ち込めてきましたね。


朝から聞こえてきた蝉の鳴き声もパッタリ止んでしまいました。


そんな今日の東京は雲。


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みなさんいかがお過ごしでしょうか?


今日も1日頑張りましょう。


(^ω^)
おはようございます。


今日から、9月ですね。


いつも通勤途中に通る小学校にも警備員さんが立ってました。


新学期が始まりました。


さて、ご無沙汰してました我が家の家庭菜園はこんな感じです。


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モロヘイヤは、一部収穫して、スープにして食べました。


エンダイブ グリーンカールドも花が咲きました。


食べようと思っていたのに、花を咲かせてしまいました。


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秋の後は、冬なのでそろそろ土を乾かしたり


冬支度を始めたいと思います。
私が通う図書館にいる猫です。


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その日、いい事をしたからといって出会えるような


運のいい猫っていうわけではないんですけど…。


でも、会えた時は嬉しくなります。


オレンジ色の首輪をつけているから、飼い猫なんだけど。


どこか、野良猫のような自由風を吹かせてます。


座り方に品もあり、


とても惹かれる猫なんです。
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今日もまた、アンデルセン童話を読んでいます。


みなさん、「モミの木」っていうお話知ってますか?


私、今日始めて知りました。


(^ω^)


小さな子供の時じゃなくて、


中学生くらいに読んでみたかった話です。


この話は、綺麗な森に生えている小さな小さなモミの木の話です。


日当たりが良く、

空気も綺麗で


風が心地よい場所に生えていたモミの木は、


その環境を楽しまず、早く大きな木になることにあこがれていました。


どの木よりも大きくなって、


高い位置から、知らない世界を覗きたかったようです。


ほかにも、大きな枝を付けたり、


鳥の巣を作らせたり


ときたま来る人間が、木を切って持っていく姿を見て

自分も早く、別の世界に連れていってくれることを願っていました。


たまに、やってくる鳥から、切られた木が光輝く飾りを付けていたことや


船のマストに乗って海を渡る話を聞き、


まだ見たことのない世界に夢をはせていたのです。


時に、風や日の光に「今を楽しみなさい」って言われましたが


モミの木は、まだ見たことがない世界に夢をはせていました。


冬になって、今年は自分が違う世界に行けると思いきや


自分よりも小さな木が、違う世界に運ばれることを


妬んでいました。


ある年、ようやく人間が大きくなったモミの木を見つけ


バッサリとモミの木を切り倒したのです。


ちょっと、体は痛いけどワクワクしたモミの木は


憧れていたように、立派な飾りつけをされて、


大きな屋敷の部屋に飾られました。


小さな子供達の話を聞いたり、楽しい時間を過ごしました。


その時、モミの木は、来年の春には、別の土に埋められると思ってました。


ところが、クリスマスが終わって、暗い屋根裏に運ばれてしまいました。


誰もいない日が続きました。


ある日、一匹のネズミが来ました。


そして、ネズミに、今までで一番素晴らしい場所は、どこかを聞かれました。


モミの木は、素晴らしい場所はまだ知らないけれど


自分が生えていた場所を説明しました。


すると、ネズミはモミの木が生えていた場所は、大変素晴らしいと言って


他のネズミを連れてきて、モミの木の話を聞かせました。


モミの木は、その時、自分がいた場所が素晴らしいこと気付いたようです。


そして、日に日に、乾燥していく体を感じ、


若い木の頃は、良かったと思うのです。


春になって、ようやく外に連れていかれた時


モミの木は、素直に風や光を感じました。


しかし、それもつかの間。

子供に、踏まれたり、頭に残っていた星飾りをむしり取られたり


しまいには、小さく切られてしまいました。


後は、火のなかに入れられ、燃やされてしまいました。


モミの木がため息を吐く時、火はパチパチと音を立ててなったそうです。


…。


人の畑が良く見える


きらびやかにまといたい


時は、みんなに平等にながれていく


など、この話にはいろんな人生訓が含まれています。

人それぞれ、いろんな事を感じるお話だろうなぁと思います。


私、モミの木みたいだなぁと思いました。


(-人-)