三日間かけて、よしもとばななさんの「TSUGUMI」を読みました。


とても、心地よい内容であり、寂しさを感じる内容でした。


良かったー。


TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)/吉本 ばなな

¥480
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舞台は、伊豆の旅館街


季節は、夏。


生まれつき体が弱く、性格が悪い「つぐみ」と


その従姉妹の「まりあ」が過ごした一夏の青春物語です。


この小説には、恋愛あり、友情あり、家族愛があります。


まりあが、つぐみに振り回されながらも彼女に惹かれていくシーンは、心がジーンときます。


性格が、真っ直ぐで不器用な人ほど、


純粋で魅力的な人なのかもしれないって思いました。

つまり、性格が悪い「つぐみ」に私も惹かれたわけです。


海の描写が度々出てくると、新潟の実家を思い出したりして…。


(^ω^)


そして、体が弱い「つぐみ」の命が、常に死と向かい合わせという背景が、


一層、この小説に深みを与えてます。


この小説は、1990年に書かれたものだそうです。


映画にもなり、海外でも評価されてるようです。


小説の季節がちょうど今と重なっているので、おすすめです。