OGRE | MYBLOG

OGRE

 

OGRE

1980年代にリリースされたパーソナルコンピュータ用のゲーム。シミュレーションゲーム(SLG)。軍事シミュレーションゲーム。タイトルにもなっている、OGRE(オーガ)とは、戦車のことである。最新鋭(当時)の戦車。AI(人工知能)を登載した、今日で言うところの自律型兵器。このAI登載戦車“オーガ(OGRE)”が、この作品のメインテーマである。

ゲームのストーリ的には、AIを登載した最新鋭の戦車(オーガ)が、なんらかの理由によって暴走、人類に対し、反旗を翻す、というものである。その“なんらかの理由”とは、コンピューターウイルスやトロイの木馬ではない。AIを構成するプログラムの(人為的でない)なんらかのバグによるものである。人類(プレーヤ)は、このAI登載戦車オーガの、反乱に対して抗戦しなくてはならない、というのがおおまかなストーリである。

物語の骨子は、人類対反乱するAIという構図である。軍事シミュレーションゲームといっても、このゲームに集団対集団という概念はない。一体の敵ユニット(the Enemy)対集団(Player)という図式である。作戦級のゲーム。ルールは、敵(オーガ)を破壊するか行動不能に陥らせるかすれば勝利条件を満たすことができる。そして、こちらが全滅するか、総司令部を攻略されたらおしまい(GAME IS OVER)である。

コンバットの要素は存在するが、多対一というけっこう変わった(?)SLG(シミュレーションゲーム)である。敵(オーガ)も、六角へックスのコンバットフェーズ上では、一体でも、実際には、複数種類、存在し、自分(この原稿を書いている筆者)が確認したところでは、マークⅢ、マークⅤという種類が存在するのがわかっている(雑誌に載っていた)。筆者は、このゲームをプレイしたことはないが、雑誌の記事を読んだところでは、オーガ自体が相当強いであろうことは容易に想像できる記事内容だった。現在(現在は、2025年です。)、エミュレータやダウンロード版が出回っているかどうか不明だが、雑誌(筆者が当時読んだ)の記事内容からは、かなりの上級者仕様ということが想像できるので、興味がある向きは、遊んでみてはいかがだろうか。