構造戦略 -後-
米欧中露日などレギュラーの“宇宙国”がすでに存在する。それらにくわえて、インド、UAE(アラブ首長国連邦)、韓国、メキシコ、パキスタン、イスラエルなどの“新興宇宙国”が台頭著しい。これは、陰謀論(都市伝説)のたぐいであるが、すでに、火星には、人(人類)が、送り込まれている(NASA、ESA主導で)、という説も存在するくらいである。火星の巨大人面岩=ロボット説も存在するが。また、民間の宇宙企業の活動も、近年めざましいものがある。国家と企業のクロスオーバーインダストリアルイノベーションによって、今後、宇宙開発の現状は、なお、さらに、著しい発展を促すこととなろう。スペースファウンテン、スペースペイルロード、軌道エレベーター、スカイフックなどの、各種の“スペースルーター”が、さかんに研究されている。いまはまだ、実用段階には遠いかもしれないが、そう遠くない将来、それらの“新造テクノロジー”は、かならず実用化されることとなるのである。もはや宇宙ステーションだけが宇宙開発を担うすべてではないのである。以上のことから鑑みて、中国のみが宇宙空間を独占するというような事態は、あまり考えられないと筆者(このコメントの著述者)は、愚考するものである。