聴講生勉強会 | fukudaのブログ

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徒然なるままに日々の出来事を綴っています

1週間前のことになりますが、6日火曜日は聴講生勉強会の日。今回は歯周病に罹患して歯を喪失、リハビリテーションの方法と健康や生活の質に関するシステマティックレビューとメタ分析です。

歯を喪失するとリハビリテーションが必要になります。当然何も入れないというのも立派な治療方法なのですが、第1選択としてはブリッジです。しかし、後方から歯が無くなっていくとブリッジができなくなり、義歯の適応になります。また、インプラントという選択もあります。どの治療方法を選択しても利点、欠点は存在します。

治療の選択は何がいいのかということをエビデンス的に紐解く勉強会でした。この手の論文は患者の主観による判断が大いにあります。つまり、義歯で噛めるという患者さんはインプラントはもっと噛めるかも知れませんがインプラントを入れたことがないので実はその比較ができないのです。あくまでも患者主観という判断になります。これが論文の大きな欠点となってきます。種々の論文のなかで、どの治療方法を選択しても患者さんのQOLは上昇する、というものでした。結局のところ歯科医師の技量、患者さんの好み、要求や審美、費用により治療の選択肢が変わるということです。

 

論文を読みましたがこれという確定的な結果ではありませんでした。

上顎は歯が全て無くなり、下顎には歯が3本残存しています。上顎は総義歯、下顎は部分義歯で満足して使用しておられます。

8日の夜は診療後、顎咬合学会のズーム会議がありました。6月に東京で学会がありますので、あれこれ忙しくなりそうです。因みに編集委員っていうのを担当させて頂いています。

    fukuda tomoki