製造業のタイ進出セミナーを開催します | バンコクで働く社長のBLOG

製造業のタイ進出セミナーを開催します

今週は一人、システムエンジニアが入社しました。昨年一年間AOTSの研修生として、日本に滞在していたエンジニアです。社会人になって8年目ですが、組み込みソフトウエアの経験が長かったエンジニアです。1年の滞在期間ということで、日本語はかなり荒削りですが、日本語の上達スピードが早く今年12月の日本語検定試験で2級をとると約束しました。(2級に合格しないと、給料が上がらない仕組みになってます。)




これで、弊社のシステムエンジニアは3人となり、そのうち2人は日本語検定1級と2級という、とんでもない組織になってきました。日本語の堪能なタイ人システムエンジニアは希少で、給与も高いことから経営という視点では、組織運営が非常に大変です。僕の考えで、品質を落とさずにサービスを提供できる人材を探してきた結果として今の形があります。




今月15日にJOBSDBに広告を掲載してから、今日までの12日間で114件の応募がありました。その中で面接をしても良いと思ったのが6名、実際に面接をしたのが2名ですが、採用を決定した人材は未だおりません。タイでは自動車関連産業の勢いが強いことや、JSOX法を始めとするいわゆる内部統制の強化の影響で情報システムの作り直しや、新規導入を考えている会社が数多く存在します。ウチの会社でも、引き続き日本人の皆様のシステムエンジニアや営業を募集しております。問い合わせは私まで直接ご連絡下さい。(右側のプロフィールにメールアドレスがあります。)




さて、本題へ。このBLOGでも公表しております通り、弊社のこれからの基本事業として製造業との合弁事業があります。大手製造業のタイ進出は相変わらず続いておりますが、数としては中堅規模の製造業の進出数の方が多くなっています。中堅規模の製造業がタイに進出するのは、大企業と違いそう簡単ではないと思います。日本の多くの中小企業は、取引先の決定、価格の決定、採用の決定、全ての決定を社長がやらざるを得ない会社がほとんどだとでしょう。そんな会社が海外に拠点を作らなくてはいけなくなった時に、社長と同じ意思決定ができる人を送り込むことができないのです。相当の覚悟を持った人材を送り込まないと、そもそも工場が立ち上がらないでしょう。




ウチの会社が行いたいのは、このような会社との合弁事業です。合弁事業は、利害関係という視点から見て非常に理にかなった事業形態だと考えているからです。例えば、ウチの会社のように、コンピューターシステムを作る場合、お客さんが必要以上のシステムを提案するケースが多くあります。ウチもそうならないように気をつけていますが、お客さんを訪問すると、他社で見積もりを取ったら、思った金額の2倍、3倍、10倍の金額の見積もりが出てきた!!とか言われることは良くあります。




これは、利害関係を考えると、システム会社は売上げを増やしたいから過剰なシステムを提案するでしょうし、ユーザーは、小さな会社なんだから、こんな大きなシステムを提案しないで欲しいと思うからでしょう。事業という視点で考えても同じことが言えるでしょう。製造業でタイ進出を考えている会社さんには、ウチと合弁でやることで、利害関係が一致します、なのでウチの実体を一度ご覧になりませんかということです。




なかなか日本に帰れないことから、セミナーの開催が3月になってしまいます。今のところ、2008年3月7日(金)19時~、東京都八王子市にて開催する予定です。開催に関する詳細な情報が決まりましたら、このBLOGやウチの会社のホームページでも紹介します。又このセミナーはノア総合研究所(東京都立川市)との共同開催になる予定です。