「やばい」という表現を中国語で解説 | 炎上勘弁

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とはいうものの、炎上するほど見てもらえるのかな…。
ま、思いつきのネタで、ぼちぼち いきますね。

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「やばい」の意外な歴史!?

 

日本語の「やばい」という言葉には、200年以上の歴史があるとのことです。

江戸時代後期の十返舎一九による「東海道中膝栗毛」(弥次喜多道中)には、「おどれら、やばなことはたらきくさるな」という表現がみられるそうです。

1920年代の川端康成による小説「浅草紅団」には、「私と歩くのはヤバイ(危い)からお止しなさいつていふんだ」と、「ヤバイ」という表現も見られます。

「やばい」の語源には、有力な説が2つあるそうです。

 

1. 厄場(やば)

その昔、監獄の看守は「厄場(やば)」と呼ばれ、犯罪人が捕まる、または監獄内で働いた悪事がみつかる、などの状況で、「厄場(やば)」が隠語として使われた。

 

 

2. 矢場(やば)

昔の矢場(射的場)は悪の巣窟と化していて、一般人は捜査対象になるのを避けるために近寄らなかった。

 

 

 

「やばい」の意味の変化と定着

 

このように、「やばい」は「危険」とか「悪事」に対して使いますが、1990年以降「程度が高い」という意味も持つようになって、「このケーキはヤバイ(美味しすぎる)」という表現も見られます。

このようなわけで、現代の「やばい」には2つの意味があります。
 

 

中国語にもみられる変化

 

これは中国語も同様の例があって、"厉害" [lì hài]はもともと「酷い」ことを指していたのが、"真的厉害!" [zhēn de lì hài]と「本当に素晴らしい」という表現にも用いられ、さらに"厉害"だけでもいい意味として用いられることもあります。

また、"酷"は文字通り「酷い」の意味ですが、発音が[kù]であることから、英語の"cool"を連想させ、良い意味でも用いられるようになっています。



「中国語・英語 学習ノート」のブログには、こんなお話をもう少し詳しく、中国語で書いています。
お近くに中国人の知り合いがいたら、一緒に楽しんでみてください。爆  笑

 

 

 

英語版も用意していますので、近日公開する予定です。


「言葉の乱れ」という見方もされますが、いくつもの新しい表現が出ては消え、そのうちわずかな表現だけが定着していくのを見ると、「言葉は生き物のようで面白い!」と思います音譜

 

 

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