自分の中で、「そうか、そうだったのか」と新しい考え方に気付いて、
自分の受け取り方が変わったとしても、それが定着せず、
すぐに元に戻ってしまうのは悲しいものですよね。
新しい考えは、なぜ定着しないのか、どうすれば定着が出来るのかを書いていきたいと思います。
<なぜ新しい考えは定着しないのか>
そもそも、「考え方」というのは、山登りとよく似ています。
険しい山道で、木々が生い茂っている中を上っていく山登りです。
この険しく、木々の多い山で、どうすれば山道というのは出来るでしょうか?
やはり、多くの人が、多くの回数、歩くから道になる訳ですよね。
考え方も同じです。
何度も何度も、その考え方をして、今は雑草だらけのその場所を踏み固めて、「道」にしなければなりません。
「気付いたり、考えて発見した事は、失われない」
という考え方もありますが、私は、どんな種類の気付きであっても、
定着して「道」になる前なら失われる事がよくあると考えています。
新しい気付き、考えは、自分で意識して使い込む事が大切です。
例えば、今まで悩んでいた問題があったとしますよね。
そこに、新しい気付きがあり、もう自分はそれを「問題」と捉えずにすむと、思ったとしますよね。
しかし、一晩寝て、翌朝、同じようにいつもの「問題」と思っていた出来事が起きたとします。
脳は、まず「慣れた思考」をしようとします。
つまり、山で言えば、歩きなれてしっかり踏み固められた道です。
考え方でいえば、昨日までと同じパターンの考え方です。
脳は、新しい考え事をする前に、「労力が少なくて慣れた道」へ行こうとします。
それをそのまま放置しておきますと、結局は
せっかく見つけた新しい気付きも、使わないまま失われ、
「そもそも何を気付いたんだっけ」となってしまいます。
こういった仕組みを知った上で、大切なのは、やはり「使う」事ですよね。
新しい気付き、考え方も使わなければ失われます。
そして、使うためには、常にそれを意識して、覚えておく必要があります。
私がいつもお勧めしていますのは、「紙に書いて、毎日見る」という方法です。
セミナーや、コンサルティングや、コーチングなどを受けて気付いた事、
あるいは自分で考えて気付いた事、そういった「新しい考え方」はいつも紙に書き出して、
毎日それを見る習慣をつける事が、定着への一番の近道です。
そうして毎日、それを見て思い出すことで、脳の中では「使われて、道が出来始める」という状態になります。
特に気付いてすぐの頃は、一番失われやすい時期ですので、しっかり定着させる仕組みが必要だと、私は考えています。
せっかく気付いたのに、使えずに忘れてしまうという方は、ぜひ一度お試しくださいね。