【大陸の歴史 17】中華人民共和国(文革まで)⬅このシリーズここまで | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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中華民国を台湾に追いやった共産軍は、新たな国の成立を宣言した。
中華人民共和国の誕生だ。
権力闘争の中から、毛沢東が主席になる。
神がいない共和国の神である。

まあ、この後は日本の義務教育で教えているのかどうかは知らない。
私の場合は、社会人になってから知ったことだ。

ソ連で悪名高くなったソ連アカデミーのトップ、ルイセンコ理論による農業生産が始まる。
幼稚園児でさえ頭を傾げるメチャクチャ理論だが、ソ連習って中華人民共和国も、ルイセンコ理論を取り入れた。

やはり大不作(というか、生産量0近い)で、四人組が倒されて事実に近いことを言ってもよくなった時、共産党でさえ、3000万人以上の餓死者など犠牲者と発表していた。

が、最近のあちらの『正しい歴史書』には、天候不順で未曾有の被害が出たとだけある。
日本では話題にならなかった『大躍進政策』失敗だ。

一部報道は、犠牲者6000万人、ソ連と合わせて約1億人とした。



スズメは米を食い荒らすから、スズメ捕獲したら金をやるとか言った為、確かにスズメは減ったが、害虫を食べてくれる鳥が少なくなり、大虫害に苦しんだりもした。

イギリスを抜いて世界一の鉄生産というスローガンのもとに、使い物にならない屑ばかり作り、食べる為の鍋釜が消えた。

こんな『製鉄所?』が、各地にできた。


大量の犠牲者に、毛沢東は一時主席を外れ、新たに国家主席と後に主席となる鄧小平らが出てくる。
が、素晴らしい政策に毛沢東らの反発を招き、左遷されて主席は命を落とす。

悪名高い『文化大革命』の幕開けだ。


首相の養女は、目に五寸くぎ。
国のトップだった主席は、まさに味噌糞一緒。
体からうじ虫が湧き出すような最期となった。

が、四人組と言われた毛沢東の何番目かの妻の横暴には、毛沢東でさえ手がつけられなくなっていたと言われている。

この時代は、どんな立場にある者でも、明日の命の保証なかった。


宗教や芸術は、否定された。


後の大ボス鄧小平は、何度か左遷されたが、命だけは助かった。

ナンバー2の林彪は、反乱を企てたとして逃走時事故で亡くなったことになっている。

その死は、約1年隠された。

ここまでにしますか。

なお、今五十代以降の方なら常識の『天安門事件』は無かった、ことになっている。
あちらでは下手に検索すると、逮捕されたりする。




そういうところがあることは、知っていて損はしますまい。
日本マスコミも、かなりインチキ報道したりしますがね。