不思議な【オバケ】は大学後ほどはまだ出ていない。
事件は、大学受験で仙台に行っている間に起きた。
警察爆破事件である。
これは私を10年は灰色にした。
が、他人がみたら誤解してやむを得なかったのかも知れない。
実行犯には、中学の仲間もいた。
新聞記事に載った陰の主役の経歴が、私に似ていた。
もっと驚いのは、逃げているその男の実家として載せられた写真は、我が家そっくりだった。
その記事を探したが、インターネットからは削除されたのか、事件記事そのものが見つからない。
まあ、これは困った。
不動産屋で田舎を言うと、嫌な顔をされ断られる。
まあ、警察などが勘違いしたのは分からないでもない。
私自身ロケット部で、今では簡単には買えない薬品を買ったりしていた。
ろくに勉強もせず、山歩きをしていた。
これら【オバケ】警察は、上海長期出張でも生き抜けた力を培ってくれた。
しかし、二度は同じ経験はしたくない。
まあ、なんとか下宿も決まり大学生活が始まる。
(つづく)