【お盆小中講座】ピカドン | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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広島やら長崎に落とされた爆弾は、ピカドンとも呼ばれています。
また、ビキニ環礁やムルロア環礁で実験されたのも、ピカドンの仲間です。

新聞やテレビ信徒に多いのですが、ピカドンは東京大空襲に使われた爆弾とは、全く違います。
ノーベル賞のきっかけを作ったノーベルのダイナマイトは、早い話が一瞬にして燃えるものです。

が、ピカドンの原爆や水爆は、全くシステムが違います。
燃える、つまり爆発ではないのです。

ご存知のように、アインシュタインの予想通り、物質には質量と光速の2乗の積に比例するエネルギーがあります。

この原理を利用して高いエネルギーを獲得するのが、核分裂やさらに高いエネルギーをうる核融合。

これがピカドンです。


爆弾という名前が付きますが、爆発するわけではありません。

ただし、市民運動家の中には、こんな基本さえ理解できずに騒いでいる風評被害拡散家もいます。

あと少し学習してほしいところ。


なお、日本のマスコミや左翼は、ビキニ環礁やムルロア環礁の核実験の話ばかり報道します。

が、史上最大のソ連の水爆(TNT爆弾で5000万トン相当)や被害者が多大だった中国ロプノールの核実験などは、伝えませんね。
ソ連の水爆は、信じられぬことに、5000000000000000000000000W以上のエネルギー(太陽光の1%)も出たという計算もあります。
1000km離れた場所からも見えたらしい。

★ちなみに、水素爆発と水爆は、たらいの水と太平洋の水を比べるくらい意味のないことです。