世の中には、奇妙過ぎる現実がある。
かつての国立1期校卒業生だとは考えられないレベルの英語力の輩がいたり、専門分野であるにもかかわらず、高校生どころか小学生のような知識しかない方もいたりする。
太宰が、その典型だ。
工学に関しては、頓狂大以上のレベルとされていた太宰の母校だが、中には例外もあるようだ。
多くが知っているように、太宰の英語力は中学1年生レベル。
大学で専攻したらしい応用物理にいたっては、比喩も悲惨。
どうやって合格したのやら?
驚かされた例が、ジルカロイの単なる化学反応から水素が発生し水素爆発が起きた時だ。
開成受験する小学生でも分かる可能性のある、水素発生原理が分からない。
理解できたのは、3年後に1時間以上の講義を受けてからである。
中3でも、簡単な説明だけで理解するのに、3分はかからない。
それより驚かされたのは、水素爆発と水爆を混同していたことだ。
あれで、よく応用物理専攻だと言えたものだ。
挙げ句の果ては、青い光を見た。あれはチェレンコフ光だったのだとか騒ぎだす。
最早、原発ヒステリシスであろう。
海枝も回顧録に書いているように、夕日新聞のプロメテウスの罠状態だ。
これは私の勘だが、太宰が大学で専攻していた物理は、放物線の実験ではなかったろうか。
大学時代を知る元警察トップが話していたが、駆け足は速かったようである。