福島妄想透視小説****3 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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割烹着事件の話は、まだちと難しだろうから、太宰府天満宮馬韓火病事件に戻る。

5階で見つかった太宰だが、昔からの友人である福岡は既に危ない領域に入ったのを知った。

対策室に真鱈だけでなく、東電フェローの竹城も呼ばれる。

始まったな、と福岡は思った。

太宰は自分で指揮を執りたいくせに、判断の根拠は他人に任せる。

ある意味正しい判断だが、結果が悪いとその他人のせいにする。
これは、良い結果となり自分の手柄だと自慢するより手におえない赤ちゃんだった。

あの海水事件もそうである。
あっ、これは後で書こう。


海枝が、原発非常事態宣言を発令する報告にやって来た。

指令系統から考えれば海枝の判断だけですむはずのものだった。
が、最終決済は首相にある。形だけでも首相を通さなければならない。
一応かしこまった面持ちで、海枝は官邸地震対策本部のドアを開けた。

ここからが、火病患者の独壇場となる。


原発非常事態宣言なるものを発令して不発だった時の経済的損失は誰が責任を負うのか!

地震対策室の外まで荒々しい声が漏れてくる。


太宰の苛立ちは、小田野にも向けられた。

いや、一番の犠牲者は国民だったが、官房長官の小田野がまずは餌食になった。

非常事態宣言発令に関する法令のコピー作業員となったのである。


大変だ、大変だとばかり言う太宰を、海枝も小田野も半ば呆れて見守るしかなかったのである。