福島妄想透視小説****2 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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3年ほど時代は下る。
福島と同じく、日本だけではなく世界を驚かせたニュースがあった。
割烹着事件である。
文化勲章と並ぶ臨場自然科学者にとって栄誉ある賞である鈴木賞受賞者だとされる
世界の英知が、二十面相のハンネで投稿していると噂された男がマスコミでも騒がれ出した。

かの割烹着事件を振り返ってみよう。

この事件と福島馬韓火病事件は、実は裏でつながっている。

一部マスコミなど素人が、世界への登竜門としている雑誌に(万有引力)がある。
単なる科学雑誌だが、一部マスコミは夕日新聞と同じくインテリ誌だとしだと信じさせている。

この雑誌は月初発売であり、発売前のリークはないものとされてきた。
が、長い慣例を破って前月末にリーク記事が出た。
そればかりか、担当者が記者会見まで開いた。

ここで二十面相が堪りかねて、高脂血症薬以来の疑問記事を投稿した。

万有引力投稿のペークロや電気泳動写真の疑問という穏やかな記事で始まったから、まだ当時はあそこまでひどい内容だとは多くが考えていなかった。

が、話が頓狂女子大医学部教授に触れたあたりから、マスコミが騒ぎ出す。
かの教授は経営者となっていたが、マスコミに及ぼす影響は多大だった。
マスコミは佐賀女事件と同じ手を使った。

つまり、頓狂女子大教授の話は一切せずに、割烹着を巨人の星に祭り上げた。

後に赤恥を晒すことになり、附属研究所所長に転出させられた割烹着の元上司・千田もまた、ある意味犠牲者であった。