【現況】20170215 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
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皆さまの暖かい、あるいは私の好みを知っていらっしゃっる方などは、エロ甘辛いコメントもいただき、日々嬉し泣きしております。
個々にリコメしておりませんが、すべてちゃんと読んでいます。



さて、昨日はつらい話でしたが、大部屋にいると幾多の物語を垣間見ることができます。


そんな話をひとつ。

私より年上そうなご夫婦の話。

旦那が入院して、盛んに痛がっています。

近くには、朝晩は5分おき、昼でも20分おきに走る私鉄がありますが、ご夫妻の家は、その沿線とは違い、路線バスでしか行けないあたりらしい。

奥さんは、バスで毎日通って来ているようだ。

が、明日(今だと今日)は来ないと言う。
私だって疲れるもの。
それに明日はカラオケの日。
と、旦那が急に痛がり出す。

奥さんに、あっちが痛いから摩ってくれ、身体を横にしてくれとぐずる。

ヨッコイショと奥さんが声を出し、自分の腰を叩く音とため息が聞こえてくる。

バスの時間が……と奥さんの声。


旦那がなにやらぶつぶつ言っている。


そんなことは、私じゃなくて看護婦かお医者さんに言ってよ。
あなただって口があんでしょ。




なんか、ほのぼのしたものを見た。

旦那の甘えがまた楽しい。
素晴らしい夫婦だなと思った。