皆さまの暖かい、あるいは私の好みを知っていらっしゃっる方などは、エロ甘辛いコメントもいただき、日々嬉し泣きしております。
個々にリコメしておりませんが、すべてちゃんと読んでいます。
さて、昨日はつらい話でしたが、大部屋にいると幾多の物語を垣間見ることができます。
そんな話をひとつ。
私より年上そうなご夫婦の話。
旦那が入院して、盛んに痛がっています。
近くには、朝晩は5分おき、昼でも20分おきに走る私鉄がありますが、ご夫妻の家は、その沿線とは違い、路線バスでしか行けないあたりらしい。
奥さんは、バスで毎日通って来ているようだ。
が、明日(今だと今日)は来ないと言う。
私だって疲れるもの。
それに明日はカラオケの日。
と、旦那が急に痛がり出す。
奥さんに、あっちが痛いから摩ってくれ、身体を横にしてくれとぐずる。
ヨッコイショと奥さんが声を出し、自分の腰を叩く音とため息が聞こえてくる。
バスの時間が……と奥さんの声。
旦那がなにやらぶつぶつ言っている。
そんなことは、私じゃなくて看護婦かお医者さんに言ってよ。
あなただって口があんでしょ。
なんか、ほのぼのしたものを見た。
旦那の甘えがまた楽しい。
素晴らしい夫婦だなと思った。