一部の方には悲しい現実 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

日本文化は朝鮮半島からだとか、人によっては人までも朝鮮半島王族が征服したのだとか、なかには水稲や桜、刺身まで半島由来だと叫ぶ人たちがいる。


水稲や桜、刺身については問題外だが、人や言葉は半島由来だと考えている方々が意外に多い。

遺伝子グループからみて、人の移動はほとんど否定される。

が、このあたりはある程度の知識がないと理解できない。
水稲伝播も歴史、遺伝子から否定できる。
が、理論的でなく感情的論者には、理解できまい。



そこで、人の移動にはあまり関係ないが、言葉から比較してみよう。

古朝鮮語は事実上わからなくなっているから、現代韓国語と日本語で比較してみる。

と、日本語との合致や相似は少ないのだ。

この比較は多少力がいる。
現代韓国語では漢語や日本語からの派生熟語(カムシャ感謝、ヒュンダイ現代)のようなものが多く、これらは元が同じだから似て当たり前である。
したがって言葉比較には、昔からあったであろう基本語で考えてみる。


で分かることは、基本語にはほとんど相似が見つからないということだ。

少し例を挙げよう。

父 アポジ
母 オムニ
息子 アドゥミン
娘 サーラーン
男 ナムジャ
女 ヨジャ・ヨイン
目 ヌン
手 ソン
足 パル
口 イプ
頭 モリ
海 パダ(日本語わた)
雨 ピ
太陽 へ(日本語ひ)
月 タル
歩く コータ
食べる モクタ
国 ナラ

と、かなり違う。

似ているのは擬音語、差別語、侮辱語などだ。

下品だ ヤーダ
ごまかす オムルチョクダ(おっちょくる)
ぺこぺこ ペコプタ
ぶるぶる ポールブル
さらさら サルサル
そろそろ スールスル
おどおど オドゥルオドゥル


また、膠着語の共通性を挙げる人がいるが、知識不足か敢えて知らぬふりをしているのだろう。
アルタイ語(モンゴル語、満州語、朝鮮語、日本語など)は、すべて膠着語だ。

朝鮮語と日本語では大きく母音も異なる。

古語に語頭 R音やL音が来ないのが、同一くらいだ。


日本語の母音は、ハワイなどポリネシア語に同じである。



ここからは私の推測になる。

日本人の大元はアイヌ。
これにポリネシアの血が混じり、華中や台湾などの血も入って、世界に類のない遺伝子構成となった。

と、推測した。


半島などからの移民は、わずか1700年くらい前からだ。


なお、国宝百済観音は、百済から渡ってきたり、百済で作られた証拠はない。

明治になって、ある芸術家が百済の雰囲気があると言っただけである。
大正、昭和の文筆家が、これを大々的に宣伝したものだ。