【松の廊下】そこに行くまで | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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約300年前。
いくら総合失調症で言動が不安定だったとはいえ、主君は主君。

四十七士は、討ち入りすると意を決した。

まずは、念願成就を浅草弁財天に祈願する。


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我が主君は、あの城の廊下で……。

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今は、散歩道脇にちょこんと碑があるだけである。


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弁財天も後に鬼怒川を渡り、野州の田舎寺に隠居している。