【偽記憶小説】性科学研究ゼミ? | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

まだ、遺伝子だのY染色体ハプログループだのがほとんど知られていない時代の話だ。

私は、生化学研究ゼミに入っていた。
2日徹夜して豚の腎臓からDNAを抽出して、長年その感動を忘れられないような、今なら原始的な時代の話である。


生化学という名前自体知る人は少ない時代だったから、研修で宿などを予約する時も奇異な目で見られたことが多い。

性科学と勘違いされたからだ。

まあ、個人的研究では、キスによる唾液と舌刺激による大脳ならびに小脳・脊髄変化を研究したりしていたから、あながち誤りではないが。


この研究はイクウッノーベル賞を受賞できる内容であり、アドレナリン・ドーハミンの発生に関しては、画期的なものであった。


問題は、理論先行で実績・体験が伴わなかったことである。