フラクタル図形学などと呼ぶことも多い。
よく例に出されるのが、リアス式海岸の地形やシダの葉の形だ。
ある小さい一ヶ所の形が、それを含む全体の形に似るというものである。
最近は、この位相幾何学を歴史分野にも伸ばし、位相歴史学ができた。
一言で言えば、≪歴史≫は繰り返されるに近い。
代表的なのが、日本では話題になった『ノストラダメッスの誇大予言』だろう。
キリスト教的には≪予言≫はあり得ないから、≪預言≫とすべきだろう。
が、この小説は、ラテン語もフランス語さえも理解できないと思われる作者が、ニューヨークの三流本をコピーしたものだから仕方ない。
書いてあることは中世王家を揶揄するものであり、『ガリバー旅行記』や『ドン・キホーテ』に近い風刺小説である。
が、日本では高度成長期の非現実的世界を夢みる世代に受け、マスコミの経済にも合致したため、ベストセラーになったりもした。
これらを含め、人間宇宙学の視点を取り入れたのが、『位相歴史学』である。
しま爺研究所のように、受精の精子突入時の卵発光と、地球にオールトの雲などからやってきた彗星衝突まで考える『位相生命学』も、生まれる契機となった。
