ある方が、ボブ・ディランの時代、つまりアメリカのベトナム介入時代より、いまの方が戦争が頻繁に起きているという記事を書かれていた。
待てよ、と思った。
今はインターネットなどもあり、かなり小さな戦争なども耳に入る。
しかし、かつては新聞、テレビ・ラジオだけからしかニュースが入らなかった。
かつ、国民の3人とか5人に1人は犠牲になった内紛や、何千万人犠牲になったか分からないようなことも、ある新聞やある政治家などは自民党の作った捏造だとしていた時代である。
偏ったニュースしか流さなかった。
その代表がアメリカが参戦していた、ベトナム戦争だろう。
アメリカ軍のソンミ村襲撃の悲惨さはつたえても、それよりはるかに悪魔的所業の韓国軍のベトナムで行った非道は、いまだに隠している。
米軍秘密資料が開示されたいまでも。
ということで、ベトナム戦争が悪化拡大した1960年からサイゴン陥落の1975年あたりまでの、おもな戦争、内戦を拾ってみた。
まず最初に挙げなくてはならないのが、犠牲者数千万人と言われる大躍進政策のミスを隠すため行われた文化大革命だろう。
これはいまだに犠牲者不明だ。
主席はじめ、首相の養子娘なども含め、何人虐殺されたかは分からない。
大躍進政策では、トウ時代は少なくとも犠牲者3千万人としていたが、最近の≪歴史≫では、未曾有の天災による犠牲者がでたと変わっている。
あちらの歴史は、王に殺されてもその子が、子が殺されても孫が書き残したりしたから客観的だ、などというマンガチックなことをいう人もいる。
笑ってしまう。
最近の天安門事件は、≪なかった≫というのが客観的事実?
お隣でも、乳出しファッションはなかったという。
いや、20年くらい前までは公務員が売春婦斡旋をしていたことさえ否定する。
ネパール地震での人身売買さえあった。
北米では、毎日のように日本人に化けた売春婦が捕まっているのじゃないの。
大嫌いな日本の寿司屋で集い、日本地名の看板を表に出して。
現地日本人は迷惑していますなあ。
マカオあたりじゃ、浴衣来て呼び寄せとかしてませんかね。
話がとんだ。
元に戻ろう。
社会党幹部が否定し、自民党の捏造としマスコミもほとんど無視したクメールルージュ、ポル・ポト派による大量虐殺。
まあ、悲惨極まる。
日本の数十倍に広がった、アフリカ各地の独立戦争。
いまだに続く、コロンビア内紛。
首相がハワイへ亡命した、韓国クーデター。
インド・パキスタン戦争。
いまだに続く中東戦争。
中国・ソ連のウスリー川国境戦争。
サッカーをめぐって国境戦争にまで発展した、エルサルバドル・ホンジュラス戦争。
パプアニューギニアにおけるインドネシア戦争。
ボルネオをめぐってのインドネシア・マレー戦争。
フィリピン南部戦争。
まだまだ、ありそうだ。
戦争は、いつも起きていた。
キューバ危機のように、アメリカ・ソ連の核戦争一歩手前まで行ったこともある。