【小説】冬虫夏草 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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植物に興味ある人ならだいたい知っていると思うが、冬虫夏草という名前のついた菌がある。

蛾などの幼虫に寄生して栄養をもらい、夏場にはキノコとなるものだ。

日本でも蚕を使って栽培することもあるが、本場はチベット付近である。
漢方では朝鮮人参なみに珍重されることもあるキノコだ。

それだけに、偽物や本物に金属を混ぜたりする怪しいものもある。





世界一幸福な国と日本の一部マスコミが宣伝する国は、大きな現金収入源でもあった。


が、いかんせんこの国にはたいした軍隊がない。
南の隣国の力も借りていた。


そこに目をつけた国があった。

キノコ採りに扮した兵隊が、小国北部に入る。

国王は穏やかな人だったし国交交渉中から、かの国の貧民が生活のためにやっているのだろうと思い、見て見ぬ振りをしていた。



が、大国はその穏やかさにつけ入った。

軍隊が山の中に広い道路を作り、戦車などが通れるようにした。
ほどなく、北部を実質占領した。

国王は自ら武器をとり侵略を防ごうとした。


が、多勢に無勢。
国土の18%が略奪された。


国王は、今は離れてしまったが、約4万年前、かつては同じ部族だった極東の島国に助けを求めた。


が、時の政権は侵略者側の人たちばかりだった。


結局国王は、島国の象徴が病に倒れて入院していたこともあり、謁見さえ許されなく国会議員の前で芝居をさせられることになる。




国王が、島国元首の象徴としての立場を理解できないこともあった。


象徴たる元首は、病室から会えぬ非礼を詫びる文をしたためだが、時の政権はこれを無視した。





20世紀の地図帳をお持ちの方がいらしたら、比べて欲しい。


デゥック・ユルの国境線は、北部がかなり南に追いやられ面積が少なくなっていることが分かるはずだ。


が、一部の方は一目で分かることも、ネトウヨの作り話だと流している。





★とりあえず、小説としておきますか。