ここ数日間、そうでなくとも昼夜が分からなくなっている、ポンコツじじいの私。
朝から晩まで、テレビで連呼する 川・川・川にかなり疲れ気味。
ロス・アンジェルスをロスと言っている日本人には馴染みがないのかも知れないが、losとはかつての宗主国であるスペインの言葉では、単なる定冠詞。
英語なら the に相当するだろう。
今の日本語には定冠詞に相当するものがないから、ロスを正確に日本語訳はできまい。
それと似ているが、リオもポルトガル人が川と勘違いしたために名付けられた地名だ。
1月(ジャネイロ)に見つけた川(リオ)だから、リオ・デ・ジャネイロである。
メキシコのリオ・グランデも、スペイン語で≪大きな川≫程度の意味だ。
ちなみに、魔力から抜け出せない私を引き摺りこむ文章と写真の主に関係するナイル。
これもナ・イルと読むのが正しく ナ(冠詞)イル(川)という意味だ。
メソポタミアも、川に関係する名前。
インダスも川の意味を表す、サンスクリット語の川由来。
ガンジスもヒンドゥー語のガンガ(川)。
そんな例がごまんとある。
21世紀研究会によれば、以下はすべて川という意味か、川の派生語だという。
テムズ(ケルト語・黒い川)
ライン(ケルト語・川)
エルベ(ゲルマン語・川)
セーヌ(ケルト語・ゆったり流れる川)
エブロ(バスク語・川)
その他にも著名なものでは、
ドナウ
ドン
アムール
ニジェール
ザイール
ザンベジ
ミシシッピ
これらは皆、川の意味を含むらしい。
ちなみに長良川とは昔の言葉で考えると、≪川・川≫となってしまう。