【客観的な事実?その3】高句麗好太王碑文 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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今の北朝鮮には、高句麗好太王碑文と呼ばれる塔があり、日本軍が発見したとされている。

が、これはアメリカ大陸発見と同じで、けして『発見』ではなく、日本人にとっては『初めて見た』がより正しい。


この碑文に関しては、日本の解釈では、


新羅・百残(たぶん百済のこと)は、高麗の属民である。
やがて倭が海を渡って来て、新羅・百残を支配した。
が、高麗が倭を追い出した。


と解釈されていた。




が、私が子どもの頃に産み出された韓国人の解釈では、それは誤った解釈であり、高句麗好太王碑文は日本軍によって改竄されたからだ。
とされ、義務教育でも、なぜか韓国の日本軍改竄説を教えられていた気がする。
違いはこうだ。

新羅・百残は海を渡って倭を攻めた。





ところが、10年くらい前に、現在の中華人民共和国で日本軍に『発見』される前の拓本が発見され、改竄などはなされていないことがわかった。




しかしながら、昔教育された改竄内容解釈を信じる老化型やその教え子である私世代前後の人々は、いまだに日本が韓国を一時支配下にしていたことは捏造歴史であり、客観的事実に基づかないインチキだとする強い信仰心に溢れている。
あちらに散在する前方後円墳は、 百済が前方後円墳の発祥地だからだとかいう漫才説まで唱えたりする。
副葬品にある翡翠勾玉の質や産地無視が甚だしい。

あちらの考古学とは、多くの場合科学的根拠はどうでもよく、観念が大事なのでる。





とは言っても、あちらの歴史風ドラマは好きである。
朝のNHK連続小説のすぐ後にある、テレビ東京の李氏朝鮮時代のドラマは面白い。

まあ、時代考証はないに等しい夢物語ではあるが。

庶民が身分差別なく、王族以上に豪華な衣装で、本貫違いによる殺し合いの争いもなく、商人が王家以上の豪華絢爛な家を持ち、庶民が王族や官僚と目があっても殺されず、 街中には整然とした道があり、瓦屋根の家まである。
なんと二階の館を建てても殺されない。

16世紀頃なのに、米飯のようなものまで食べている。

でも、酒を面と向かって酌み交わすのは、現在の韓国感覚でも奇妙すぎる。

キムチや水桶、馬車などは、さすがに出てこないが。




しかし、全時間全編、ある意味素晴らしい妄想力だ。


私が大好きだったトンイでは、キムチまで出てきていた気がするが。