【妄想狂論文】日本のこころ 2 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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さて、本題に入る前に、昔のアジア(アジアとはオーストラリアやオーストリアのオーストの訛りで、東の辺境地と言う意味。かつてはエジプト、リビア、シリア、イラクあたりを指した)あたりの言葉と、日本に残る言葉を考えてみよう。

別のところで述べたように、エジプトの神の中の神、つまり全天の神は.AMN(アメンまたはエメン)であった。
これはキリスト教のAMN(アーメン)ならびにAMN(アモン神=悪魔)へと繋がっていく。
アモン神は元来メソポタミアの神であったが、異教徒の神を蔑むために悪魔とされてしまった。
元をただせば同じ神なのに、これは抱腹ものである。

AMNは日本の神にもなっている。
天照大御神に代表されるように、古い神々には必ずAMN(アマノ、アメノ)がつく。

日本だけでなく宇宙最初の神であるアマノミナカノヌシにも、アマノにAMNが入っている。
アマノミズマクリ、アマノクヒザモチ、アマノウズメ、アマノトリフネ……など古代神には複数のアマノAMNがあることはご存知だろうか。

この傾向は長く大王家に残り、奈良の大仏で有名な聖武天皇の諡もまた、アメノシルシクニオシヒラキトヨサクラヒコと日本語説明名称の前にAMNがついている。


蛇足になるが、捨て子はよく育つというモーゼにちなんだ風習は昭和天皇まで続き、昭和天皇も生まれてすぐに川村家でしばらく育てられている。

この風習を打ち破ったのは、今上天皇と美智子妃殿下。まだ、半世紀前のことだ。


神にはよく、スサノヲノミコトなど命(ミコト)という接辞尾がつく。

これも、古いアジア地方の風習だ。

ミコトとは、MLKT(ミルコット)の訛りである。
ミルコットとは、元来オリーブ油のことであったが、後に聖油であるオリーブ油を塗られた人を意味するようになる。
これは国や家を継承する正当な権利を有し、神との契約にもなる。

旧約聖書にあるように、仮に騙しなどのトリックがあろうと、一度聖油をかけられた者は死ぬまでその権利を有する。
なぜなら、神との契約はやり直しが許されないからだ。





★たぶん、つづく