【小説9】オフレコ話 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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猪田さん。
先輩として、今回の都知事選挙についての印象は?



重要なのは、都知事よりも都議会議員の方でしょう。その意味では大池さんの政策は適切。
だが、その理由説明がされていないから、都民には単なるバカとしか映らないし、混乱を招くだけ。






では、猪田さんも都議会議員解散には、賛成なのですか?





ああ、基本的にはね。
でも、実態を伝えないで解散しても、結果は同じ。
人気投票に終わり、予定通り既存利権は守られる。






既存利権?






財政が苦しいと言いながら、豪勢な旅行や接待がなぜできたのかね。
一部で騒がれるまでは、都議会がなぜ問題視しなかったのかなあ。
都議会トップの一部には、似たり寄ったりのことをしている奴がいるからさ。






はあ。
言われて見れば、確かに。 韓国学校の土地の件も、そのあたりですか?





あれもひどい採決だったが、もっとひどいことがある。
これには、自殺者まで出ている。





えっ!
あの自殺は、破産した友人の莫大な借金を苦にした自殺だったのでは?





そりゃ、マスコミにそう書かせただけだ。
本当の理由はこれだよ。





と言って、猪田は乱れた文字の遺言書を見せてくれた。




しかしなあ、鳥小屋さんも、病気療養に専念すればよいのに。
ならば、いいイメージを抱かさせたままだったのに。
東国ヤンバルクイナあたりに吠えられたら、誇りどころか埃が飛び出す。

そうじゃなくても、小学1年生にさえ笑われるような計算もできなくなっているのだから。





★これは、妄想小説です。